2005年に角川映画(当時)とソニー・ミュージックエンタテインメントが開催したオーディション「スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス」にファイナリストとして選ばれ、映画、ドラマ、CM、舞台と、各方面で活躍する、新進気鋭の女優・岡野真也さん。
そんな彼女の趣味は「読書」。もちろんマンガも広くチェックしているとのことで、なかでも日本マンガ史に残る名雑誌「ガロ」のテイストを持った作品が、お気に入りなのだとか。
今回は、かつて「ガロ」の誌面を飾った伝説的な漫画家さんの作品のなかから、岡野さんが特にオススメする3作品を選んでいただきました!
岡野真也さんオススメの3作品!
『うみべのまち 佐々木マキのマンガ1967-81』佐々木マキ
『うみべのまち 佐々木マキのマンガ1967-81』
佐々木マキ 太田出版 \2,850+税
(2011年6月23日発売)
表題作を含めたマンガ作品集です。
佐々木マキさんは絵本『やっぱりおおかみ』で知りましたが、マンガはより異世界で素敵!
お気に入りは「巨大な象・2」。象がつぶやいたある台詞に、チクリと心が痛みました。
1コマでも作品。数コマ続けて見ても作品。1コマ飛ばしで見ても作品。
不思議なマンガです。
『ねじ式 つげ義春作品集』つげ義春
『ねじ式 つげ義春作品集』
つげ義春 青林工芸舎 \2,900+税
(2000年6月1日発売)
こちらも表題作を含めた作品集。
その世界観に戸惑うのは最初の数ページのみで、そこから先はどっぷりとつげワールドにひたれます。
「ねじ式」と「山椒魚」がお気に入り。語り口と絵の湿っぽさが病みつきになります。
浅野忠信さん主演の同タイトル映画もオススメです。
『櫻画報大全』赤瀬川原平
『櫻画報大全』
赤瀬川原平 新潮社 \742+税
(1985年10月発売)
はたしてこれをマンガと言ってもよいのか判断しかねています。日本人的な思考を斜めから切り取ったようなジャーナリズム性と、赤瀬川さんのパロディー熱の塊。
まずキャラクターが愛らしいですよね。グッズ化してほしいほどです。
私は学生運動の時代を生きていません。けれど現代社会の隙間にも、共通しているナニカも見えちゃいます。
そして赤瀬川氏の別作品「おざ式」もぜひ。
岡野真也さん初主演映画『飛べないコトリとメリーゴーランド』公開決定!!
新人監督の登竜門として知られる「ぴあフィルムフェスティバル」でグランプリを受賞した、日本映画界の新鋭・市川悠輔監督の最新作『飛べないコトリとメリーゴーランド』に、岡野真也さんが出演!! なんと岡野さんの初主演映画となります!
話題の音楽ユニット「チャラン ・ ポ ・ ランタン」が主題歌を担当し、メンバー2人がメインキャストとして出演することも話題に。
劇団ナイロン100℃所属の猪俣三四郎や、演技にも定評があるお笑いコンビ「アンジャッシュ」の児嶋一哉ほか、スタッフ・キャストともに実力派・個性派がそろった本作、要注目です!!
上映劇場などは公式サイトをチェック!