12月10日に発売された本誌『このマンガがすごい!2016』。みなさん、もうお手に取っていただけましたでしょうか?
本誌や「このマンガがすごい!WEB」でも発表してきましたが……
今年のオトコ編・第1位に輝いたのは、
九井諒子先生の『ダンジョン飯』でした!!
『このマンガがすごい! 2016』
『このマンガがすごい!』編集部(編) 宝島社 ¥520+税
(2015年12月10日発売)
『このマンガがすごい!2016』本誌では、この作品の特集として、作中に出てくる料理の再現レシピに挑戦!
本誌発売後には、このページに関して「今までの『このマンガがすごい!』とひと味違う!」「作品や料理がさらに気になった!」など、読者のみなさまからありがたいことに反響をいただいております。
今回、「このマンガがすごい!WEB」を見てくださっているみなさまへ、特別にこの特集の一部をディレクターズカット版で公開します!
どんな料理が出てくるのか……!? さっそくチェックしてみましょう!
なんといってもその魅力は、おいしそうな「ゲテモノ料理」!?
『このマンガがすごい!2016』オトコ編で、栄冠を手にした『ダンジョン飯』!
この作品では、迷宮内で出会った魔物を倒し、調理し、食べる! という、なんともサバイバルかつ斬新な発想で、主人公たちが迷宮を探索しています。
『ダンジョン飯』第1巻
九井諒子 KADOKAWA ¥620+税
しかし、最初に『ダンジョン飯』と聞いた時は、「ゲテモノ料理」をイメージしてしまいますよね……。
しかし、正しい知識と技術をもってすれば、アラ不思議! とってもおいしそうな料理へと早がわりしてしまいます!
そんな『ダンジョン飯』で描かれている料理を見て、「食べてみたい……!」と思う人も多いのでは? 現実世界で「スライム」や「バジリスク」に遭遇することなんて、億が一にもありませんが、なんとかして食べてみたい……そうだ! 梅本さんに聞いてみよう!
ダンジョン飯を食べたい!
「マンドレイクとバジリスクのオムレツ」に挑戦!
今回、「『ダンジョン飯』の料理を食べてみたい!」と思い立ったはいいものの、このマン編集部ではどうすることもできず、助けをもとめたのが、梅本ゆうこさん!
梅本さんは、マンガ作品に出てくる料理を独自の視点で作っており、くわしいレシピを掲載したブログ『マンガ食堂』で大人気のあの人なのです!
さて今回、本誌『このマンガがすごい!2016』の特集では、梅本さんのご協力のもと、いくつか料理に挑戦しています。題材にしたのは、「バジリスク」の卵や肉、そしてライオスたちが必死の思いでゲットした「マンドレイク」で作ったオムレツ、そして「大サソリと歩き茸(きのこ)の水炊き」にチャレンジしました!
今回は特別にその「マンドレイクとバジリスクのオムレツ」を公開します。
梅本さんによれば、現実にない食材だけに食材選びがポイントになるとのこと。「マンドレイク」を高級食材「高麗人参」で代用したり、作中で「この卵、白身がない」というセリフがあったことをうけ、「バジリスクの卵」は鶏卵の黄身だけを使用するなど、なるべく作中の料理に近づけられるように細かい点まで徹底されていました。
そして、これがその完成品!! 黄身をたくさん使ったのでとても濃厚な味に!
卵の黄身をぜいたくに使っているので、オムレツの黄色が美しい。
魔物を倒す日々のなかで、こんなオムレツがでてきたら、戦いも頑張れそうです。
高麗人参の薬草感で味もたしかに、マンドレイク感がある気がしてきますね!
さて、挑戦してみた「マンドレイクとバジリスクのオムレツ」はいかがでしたか?
レシピは本誌『このマンガがすごい!2016』に掲載されているので、ぜひこちらもチェックして、ご自宅でも作ってみてくださいね!
『このマンガがすごい! 2016』
『このマンガがすごい!』編集部(編) 宝島社 ¥520+税
(2015年12月10日発売)
写真:富澤元