第4位(70ポイント)
『椿町ロンリープラネット』 やまもり三香
『椿町ロンリープラネット』
やまもり三香 集英社
高校2年生の大野ふみは、父親の借金返済のため歴史小説家の木曳野暁(きびきのあかつき)のもとで住みこみ家政婦をすることになる。
イケメンだが目つきも態度も悪い暁だったが、ひとつ屋根の下で暮らすうちに2人の心にも変化が起こって……。
第1巻のランキング入り以来、最注目のラブストーリーは、第4巻になっても衰えることのない人気を誇ります。
暁への恋を諦めようとしていたふみの夏休みは、なんと暁と2人きりの京都旅行に。ドキドキの展開に読者も目が離せません!!
オススメボイス!
■こんなことあるわけねえじゃん! と思いながらも胸ときめいてしまうのが少女マンガを読むことの醍醐味であり、やまもり先生はこの21世紀にそんな少女マンガの世界を完璧に描くことができる希有な才能である。すでに前作を超えたおもしろさ。未読の方がいれば今すぐぜひに(小田真琴/女子マンガ研究家)
■住みこみ恋愛モノの典型なんですが、王道をきちんとはずさない描写がすばらしいです(境真良/国際大学GLOCOM客員研究員・経済産業省国際戦略情報分析官(情報産業))
「ロングレビュー」での既刊(第1巻)ご紹介は、コチラ!
「日刊マンガガイド」での既刊(第2巻)ご紹介は、コチラ!
第5位(62ポイント)
『はるはなのみの』 河井英槻
『はるはなのみの』
河井英槻 集英社
小学生教師の四宮十和子は、かつて高校時代に片思いしていた殿村周と赴任先の小学校で再会した。
殿村の優しさに触れて、彼への恋心が再燃した十和子だったが、彼女は自分の気持ちをなかなか素直に伝えられない。
かつて憧れていた人に同じ職場の同僚として再会するという絶妙なシチュエーションのラブストーリー。近くて遠い2人の距離がじれったい!
オススメボイス!
■ヒロインのかわいげのある不器用さもさることながら、相手役の食えないメガネくんがビジュアルも性格もツボをおさえておりまして、この組みあわせだけでごはんおかわりできるレベル(いづき/ブログ「おとよめ」管理人)
■唱歌『早春賦』の歌い出し「春は名のみの」春といっても名ばかりの(まだ早い)という歌詞をタイトルに冠する。高校時代好きだった相手が意図せす職場の同僚になってしまい、忘れられなかった恋心が再燃。『ハチクロ』の真山と山田の社会人バージョン! 読んでてなんか照れる! 四宮先生に春よ来い!(太田和成/あゆみBOOKS五反田店コミック担当)
第6位(44ポイント)
『セキララにキス』 芥文絵
『セキララにキス』
芥文絵 講談社
みんなに好かれるために「仮面」をかぶって生きている女子高生の千歳(ちとせ)。
彼女はある日、痴漢から助けてもらった少年・樹(いつき)にひと目ぼれしてあとをつけてしまう……。
樹の通う美術予備校に通いはじめ、少しずつだけど素の自分を出せるようになってきた千歳が、第3巻では自由制作をめぐり樹への想いがつのったところに樹の兄・結之助が登場。
波乱だらけの放課後ラブストーリーはますます盛り上がっているようです。
オススメボイス!
■これまできわめてガードのかたかった樹が、ついに崩れ始めた3巻。これまでにない表情を見せてくれて、それだけでもう満足でした(いづき/ブログ「おとよめ」管理人)
■樹くんがやっと……!! となった3巻もやっぱりすてきにキラキラしていて、ずっと胸がキュンキュンしっぱなしでした。まさかのお兄ちゃん登場で人間関係がややこしくなってきたけれど、千歳ちゃんが樹くん一直線なのがホントかわいくて応援したくなる。今いちばんドキドキする少女マンガです!(りる/感想系ブログ『空夢ノート+』管理人)