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7月30日は「梅干しの日」 『うめぼし』を読もう! 【きょうのマンガ】

2017/07/30


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

7月30日は梅干しの日。本日読むべきマンガは……。


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『うめぼし』 第1巻
小池田マヤ スクウェア・エニックス ¥571+税


7月30日は語呂あわせで梅干の日(老舗の紀州梅干し専門店「五代庵」を展開する株式会社・東農園が制定)。
「語呂あわせ? Why なぜに…」と画面に向かって呟いた御仁にご説明しよう。
かつて遣唐使・小野妹子によって中国から日本に伝来した梅は、三毒(食べもの・水・血)を断つといわれ、「食べれば難が去る」と重宝されてきた。
このことから梅=難が去る=“なん(7)+さ(3)+る(0)”で7月30日は梅干しの日に決定したとのこと。

長いこと当コーナーを担当していると、なぜ“る”が“0”なのかも解読できる。おそらく“まる”の“る”なのだろう。
語呂あわせの強引さはさておき、暑い時期に梅干しを食べるのは先人の知恵。
昔の旅人は梅干しを薬がわりに持ち歩き、熱中症などの予防に役立てていたそうだ。

そこで、今日のマンガはズバリ『うめぼし』をピックアップ。
主人公は表紙に登場している桜沢杏(おうさわ・あん)。 両親の離婚を機に父と渡米したものの、大学を落第し続け、日本へ強制送還された21歳の男子である。

父の経営するギャラリーの管理人になったのだが、ここには3人の女性店子が。しかも、そろいもそろって美女ぞろい!
落語家を目指す女子高生の真朱(まそお)、旦那に逃げられた人妻で茶の湯の先生を務める海松(みる)、背の高い日本画家の翠(みどり)。

こんなハーレム状態にもじもじと委縮するのかと思いきや、見かけによらずのアメリカンなヤリチン野郎だった杏。
下ネタを連発し、セクハラも当たり前、外では五十路の熟女といい仲になるなど、やりたい放題。
でもって、このヤリチン青年のもうひとつの顔が漬けものマニア。
趣味というよりも心の安定剤。なにかあるたびに無心で漬けものと向きあうのだ。

そんな杏がアメリカからわざわざ運んできたのが梅干し。
幼少の頃に離れ離れになった母が、杏が生まれた年に漬けた21年モノである。
これを食べれば24時間無敵モードになるという、ポパイにとってのホウレン草のような梅干しである。

てなわけで漬けもの×ちょいエロ4コマと思いきや、終盤は人間関係が濃度を増し、とんてもないベクトルへと突き進む。
エピソード毎の漬けものレシピも楽しいし、ビールのおともにピッタリの逸品です。



<文・奈良崎コロスケ>
中野ブロードウェイの真横に在住。マンガ、映画、バクチの3本立てで糊口をしのぐライター。

単行本情報

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