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9月20日は「ポルトガルのマゼランが世界一周の航海に出発した日」 『フルアヘッド!ココ』を読もう! 【きょうのマンガ】

2017/09/20


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

9月20日はポルトガルのマゼランが世界一周の航海に出発した日。本日読むべきマンガは……。


FullAhead!KOKO_s01

『フルアヘッド!ココ』 第1巻
米原秀幸 秋田書店 ¥390+税


秋も深まる今日この頃。本日はマゼランが世界周航に出発した日である。

大航海時代、大陸や航路の発見が人々に与えたのは、まさにひとつの世界を手にするようなドキドキとワクワクであったに違いない。
空路、陸路、航路、なんでもござれで世界中あらゆる場所を当たり前に行き来する、現代の私たちには味わいようのない喜びだっただろう。

さぁ『フルアヘッド!ココ』である。
孤児の少年・ココが海賊の一味となり、大海原を旅する物語である。かの有名な「麦わらの一味」以外にも、マンガ界にはじつに多くの海賊がいるのだ。

ひょいひょいと敵の間をすり抜けていく身軽さがウリの「ミガル」など、ココの海賊仲間たちはいずれも個性派ぞろい。一味をたばねるのは、二刀流の名手、キャプテンバーツだ。剣の腕のたしかさから「クレイジーバーツ」とも呼ばれている。

普段はおどけているバーツだが、決めるべきところではバチっと決める。ココを仲間に招きいれる時のセリフもかっこいいのだ。

「俺の船に乗らねェか?」

小さな港町で育ち、憧れ続けた海賊からそんな言葉を投げかけられた8歳の少年の心のうちはいかばかりだっただろう。バーツのこのひと言から、ココの冒険が始まるのだ。
伝説のファルコン文明にまつわるお宝を探す旅は、手に汗握る展開の連続である。

クリックひとつで大抵のことがなんとかなる便利さを享受しながら、時たま思い出したかのように「便利すぎるって不便だなぁ」なんて考える現代人は、ココのような海賊にはなれない。だから私たちには、人生をきらめかせるワクワクもドキドキも高望みだろうか?
――いやいや、そんなことはないのだ。まだ見ぬ世界への憧れだけを胸に抱く少年海賊の冒険譚が、目の前のことにひたすらに情熱を傾ける、熱い心を呼び覚ましてくれる。



<文・片山幸子>
編集者。福岡県生まれ。マンガは、読むのも、記事を書くのも、とっても楽しいです。

単行本情報

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