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『魔法少女育成計画』第1巻 遠藤浅蜊(作) 江戸屋ぽち(画) マルイノ(キャラクター原案) 【日刊マンガガイド】

2015/07/27


MahouShoujoIkuseiKeikaku_s01

『魔法少女育成計画』第1巻
江戸屋ぽち KADOKAWA \580+税
(2015年6月26日発売)


「魔法少女育成計画」。それはプレイヤーのなかからごくまれに本物の魔法少女を生みだす不思議なアプリだ。ゲームの内容はいたって簡単。人助けをすることで手に入るマジカルキャンディ、プレイヤーはその数で競いあう。
本物の魔法少女となった少女たちも、ゲーム同様、現実世界で人助けをし、マジカルキャンディ集めに奔走。ゲーム以上に楽しい時間、のはずだった。

ある日、彼女たちは16人中8人の魔法少女が間引きされることを知らされる。マジカルキャンディが少ない順にひとりずつ、死ぬ。
生き残るための方法は、人助けをし続けるか、マジカルキャンディを譲渡しあうか、さもなくば、ほかのプレイヤーをからマジカルキャンディを奪うか。
あるいは、殺してしまうか。

理不尽デスゲーム作品のおもしろさは、ルールのひねり方にある。たとえばこの作品の場合、魔法少女にはひとつだけ固有の技能が使える、というルールがキモ。
スイムスイムは、どんなものにも水のように潜れる。リップルは、手裏剣を投げれば百発百中。ルーラは、目の前の相手になんでも命令できる。
それぞれ、あまりにも便利すぎてゲームバランスが崩れそうだ。
ところがここで「キャンディの数が優劣を決める」というルールが生きてくる。ようするにどんなに強くてもマジカルキャンディがなかったら脱落なのだ。

マンガのなかでは細かい設定部分はあまり描かれていないので、そこは原作小説を読んでみてほしい。 マンガ版のおもしろさは、理不尽で唐突すぎるデスゲームのなかで絶望を感じる魔法少女たちの顔が見られることと、派手な魔法戦が楽しめること。
個性豊かなデザインの魔法少女たちが、飛んだり跳ねたり死んだりする。
無力じゃない。抗うだけの力を持った少女たちが、幼さゆえに判断を誤り、次々に死んでいく。

生き残って笑顔になったとき、少女時代は血まみれのまま、終わりを告げる。

原作ライトノベル『魔法少女育成計画』のポータルサイトはコチラ
現在「魔法少女育成計画通信 Vol.1」、「魔法少女育成計画通信 Vol.2」、「『魔法少女育成計画』書き下ろし特別短編」が公開されています。



<文・たまごまご>
ライター。女の子が殴りあったり愛しあったり殺しあったりくつろいだりするマンガを集め続けています。
「たまごまごごはん」

単行本情報

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