1992年から1997年までテレビアニメが放映され、世界的ヒット作品となった武内直子の代表作『美少女戦士セーラームーン』。
そして本日2015年4月6日、新作アニメ作品『美少女戦士セーラームーンCrystal』が、ついに地上波で放送開始となります!!

『セーラームーン』が、「魔法少女」や「戦闘美少女」と呼ばるジャンルのマンガ・アニメに及ぼした影響は、はかり知れないものがあります。また同時に『セーラームーン』自体も、過去の「魔女っ子」「変身ヒロイン」作品群から、さまざまな影響を受けて描かれた作品と言えるでしょう。

今回は、『美少女戦士セーラームーンCrystal』の地上波放送開始記念として、これまで「このマンガがすごい！WEB」がとりあげてきた作品のなかから、「魔法少女」「魔女っ子」を題材にしたものをピックアップしてみました！
ホラーからコメディ、大人気アニメ作品の番外編、BLからアメコミまで！　多彩な魔法少女たちがそろっています!!

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』　藤原ここあ

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』第1巻
藤原ここあ スクウェア・エニックス \500+税
（2014年7月22日発売）

残忍にして狡猾な悪の組織に所属する参謀ミラ。彼が魔法少女・深森白夜と出会い、一目惚れしたことから始まる禁断の恋！

悪のかぎりを尽くそうとするミラが、赤貧にあえぐ“薄幸魔法少女”な白夜に、ついつい肩入れしてしまう様子は、片想い男子の「あるある」感たっぷり！　その報われなさが、天然ボケの白夜の可憐さを引き立たせます。

『魔法少女・オブ・ジ・エンド』　佐藤健太郎

『魔法少女・オブ・ジ・エンド』第7巻
佐藤健太郎 秋田書店 \419+税
（2014年12月8日発売）

空に開いた大穴から無数の「魔法少女」が出現！　彼女たちは平和な学生生活を、阿鼻叫喚の大殺戮に叩き落とす――！

異色設定のスプラッター・パニックホラーは、第6巻でいったん世界観がリセット。舞台は「魔法少女が出現しない世界」へと移行します。
予測不可能な展開の連続は、まさに“夢も希望もない魔法少女もの”な本作ならでは!!

『魔法少女サイト』　佐藤健太郎

『魔法少女サイト』第2巻
佐藤健太郎 秋田書店 \429+税
（2014年9月8日発売）

家庭でも学校でも虐待を受けている女子中学生・朝霧彩は、サイトと契約を交わし拳銃型の「魔法のステッキ」でいじめの加害者を殺害する……。

不幸な少女へ契約をもちかける謎のインターネットサイト「魔法少女サイト」。それで得た力を駆使し、自分を傷つけるものに報いを与える魔法少女たちを描いた暗黒のファンタジー。
残酷な力を手にした少女たちが引き起こす生存競争が、『魔法少女・オブ・ジ・エンド』の著者によって、圧倒的な筆致で描かれていきます。こんな魔法少女も……アリ？

『崖っぷち天使マジカルハンナちゃん』　佐藤両々

『崖っぷち天使マジカルハンナちゃん』第2巻
佐藤両々 竹書房 \743+税
（2014年6月30日発売）

29歳・独身女性の帆南が、ひょんなことから見た目44歳（！）の魔法少女になってしまう物語（子どもが使用した際、実年齢プラス15歳になる効果を持ったアイテムのため）。
さらわれた王子を救うため、謎の生物・メイシンと契約させられた帆南は、魔法使いトウメイを追うが、じつはこいつが女性の足の臭いフェチで……という、すさまじい展開が続く。

魔法少女であることがバレないよう逃げまわり、変態の仲間たちにかき乱される普通の生活に追い詰められていくアラサー女子の悲哀がとにかくおもしろおかしい。

『シラフでいても意味がない』　山田まりお

『シラフでいても意味がない』第3巻
山田まりお 徳間書店 \680+税
（2014年8月25日発売）

さまざまなキャラクターとシチュエーションからなる、BL系ギャグ連作4コマ作品。

そのなかでも、息子もいる中年サラリーマンが、ある日突然、魔法少女……いや、まさかの「魔法中年」になってしまうという、「マジカルミドルしんのすけ」シリーズに大注目！　3巻では、なんと表紙を飾ってしまっています……。
魔法少女の力は、BLの世界にまで浸透しているのです！