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8月28日は田尻智(ゲームデザイナー)の誕生日 『ポケモン』マンガを読もう! 【きょうのマンガ】

2015/08/28


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『ポケットモンスターX・Y編』第1巻
穴久保幸作 小学館 ¥409+税


1996年発売の『ポケットモンスター赤・緑』から、最新作『ポケットモンスターX・Y』までの本編、それに外伝的作品まで含めると、世界累計販売本数は2億本以上とも言われている世界的なゲームシリーズ、それが『ポケットモンスター』だ。

『ポケットモンスター』とは、プレイヤーが「ポケットモンスター(通称・ポケモン)」と呼ばれる多彩な生物を育成する「ポケモントレーナー」として冒険するRPG作品。
プレイヤー同士の交流を主軸としたゲームデザインは、それまでゲーマーが抱いていた「RPGはソロプレイ専用ジャンル」という認識を打ち砕き、日本国内のみならず、国外まで巻きこんだ記録的大ヒットを飛ばした。

1965年8月28日はそんな『ポケットモンスター』を開発したことで知られる、ゲーム会社「ゲームフリーク」社長・田尻智の誕生日だ。
『ポケモン』の開発ディレクターであり、TVアニメ版『ポケモン』の主人公・サトシの名前の由来でもある田尻氏は、まさに『ポケモン』の生みの親とも言える存在。
本日はそんなポケモン記念日を祝して、『ポケモン』マンガに注目してみようと思う。

初代『赤・緑』発売時期から現在までという、長期間連載されている名物作品としては、ピッピを筆頭に人語を解するポケモンたちの破天荒な活躍を描くギャグマンガ・穴久保幸作版『ポケットモンスター』や、ハードなバトル描写と緻密でドラマティックな展開で人気を博す日下秀憲シナリオ、山本サトシ(序盤は真斗)作画の『ポケットモンスターSPECIAL』などがある。

意外なところでは小学館「ちゃお」において少女マンガとして描かれた月梨野ゆみ(現・つきりのゆみ)『ポケットモンスター PiPiPi★アドベンチャー』『ポケットモンスター チャモチャモ☆ぷりてぃ♪』という作品も存在する。
また、おのとしひろ『電撃!ピカチュウ』は、アニメ版の設定をベースとしているものの、女性キャラクターが非常にセクシーな筆致で描かれており、現在では珍しい「お色気要素」をふんだんに含んだ『ポケモン』作品となっているのだ。

メインキャラクターをだれにしぼるか、ゲームのおもしろさのどの部分をとりあげるかでまさに千の顔を持つポケモンマンガ。
あなたならどれを選ぶ?



<文・一ノ瀬謹和>
涼しい部屋での読書を何よりも好む、もやし系ライター。マンガ以外では特撮ヒーロー関連の書籍で執筆することも。好きな怪獣戦艦はキングジョーグ。

単行本情報

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