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【日刊マンガガイド】『SHERLOCK 死を呼ぶ暗号』 スティーヴン・モファット/マーク・ゲイティス(作)Jay.(画)

2014/06/26


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『SHERLOCK 死を呼ぶ暗号』
スティーヴン・モファット/マーク・ゲイティス(作)Jay.(画) KADOKAWA/角川書店 \605
(2014年6月7日発売)


英国の作家アーサー・コナン・ドイルが生み出した稀代の名探偵、シャーロック・ホームズ。
“もっとも多く映画化された主人公”としてギネス記録を持つホームズ、英国発の人気ドラマを原作にネットやスマホを駆使する現代人としてマンガに登場!?

本書は、現代を舞台にホームズの物語を新たな形で紡ぎ出し、英国内のみならず、日本をはじめ世界中で大ヒットした、BBC製作ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』のコミカライズ第2弾。
同ドラマのシーズン1の第2話「死を呼ぶ暗号」を、マンガというメディアで忠実に描き出している。

舞台は21世紀のイギリス。コンサルタント探偵を名乗るシャーロック(本作では周囲の人々からファーストネームで呼ばれる)は、頭脳明晰、冷静沈着、好奇心旺盛で行動力に富む一方で、常に他人を小バカにした態度をとり、事件に没頭すると食事も忘れてしまう、孤高の変人。
同居人にして相棒のジョン・ヘイミッシュ・ワトソン(原典ではジョン・H・ワトスン。ミドルネームは謎とされてきた)は、アフガン帰りの軍医で、シャーロックよりは比較的常識人(少々女性に惚れっぽいのが玉に瑕だが……)。ジョンはおもに人間関係においてシャーロックの助手を務め、さらに彼が解決した難事件をブログで世間に発表している。

そんな2人のもとへ舞い込んだ今回の依頼は、とある銀行の元会長室に残された、暗号のように見える落書きの謎。そして、その謎の先に見つかった銀行職員の死体……。

とにかく、人気が爆発中のシャーロック役のベネディクト・カンバーバッチ(『スタートレック イントゥ・ダークネス』ほか)、ジョン役のマーティン・フリーマン(「ホビット」シリーズほか)をはじめ、ドラマキャストをそっくりに描くJay.の作画は、シリアスな物語と、ところどころの(ほぼ、ジョンに関する)ユーモアを巧みに表現。
ドラマのプロデューサーであるマーク・ゲイティスによって醸しだされていた、2人の“深い友情”はマンガでも香っており、ドラマファンが読んでも満足度は高いはず。
ドラマの順番どおりなら、次作では宿敵モリアーティとの対決が描かれるはず。期待はどこまでも高まっていく。

なお、原作ドラマの最新シリーズであるシーズン3は、先月末からNHK BSプレミアムで放送。来月4日にDVDおよびBlu-rayが発売される予定。こちらも見逃せない!



<文・藤咲茂(東京03製作)>
美酒佳肴、マンガ、ガンダム、日本国と陸海空自衛隊をこよなく愛し、なんとなくそれらをメシのタネにふらふらと生きる編集ライター。

単行本情報

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