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1月24日は織田長益の命日 『へうげもの』を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/01/24


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

1月24日は織田長益の命日。本日読むべきマンガは……。


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『へうげもの』第3巻
山田芳裕 講談社 ¥524+税


きょう1月24日(元和7年12月13日)は、織田長益の命日だ。

織田長益は織田信秀の十一男であり、信長の13歳離れた弟にあたる。
千利休に師事して茶道を学び、利休高弟の「十哲」のひとりとなった。茶人としては「有楽斎」と号し、徳川家康から江戸に屋敷を拝領し、それにちなんで屋敷跡は「有楽町」と呼ばれるようになった、との俗説がある。

そんな長益が大活躍するマンガといえば、山田芳裕『へうげもの』である。
主人公の古田重然(左介)は、たいした武功もなく、せめて「数寄者」として名を馳せようと、決死の覚悟で「御馬揃え」(帝を招いての軍事パレード)に挑む。
千利休に見立ててもらった呂宋島の布地であつらえた着物をまとい、精一杯に「洒脱」をアピールするが、さっそうと登場した長益に話題を独占されてしまう。

初登場にして、織田一門ならではの「華」を感じさせる重要なエピソードだ。
作中で長益は、本能寺の変が起きたときには、二条御所の信忠(信長の嫡男)に自害を勧めておきながら、自分は切腹を取りやめて逃げ出すなど、なかなか「へうげた」キャラクターとして描かれている。

その後も重然と長益は、同じ数寄者としてたびたび顔をあわせることになる。
特に関ヶ原の戦い以降、ともに豊徳合体(豊臣と徳川の和平)のために奔走。いわば準主役的な存在になっていく。
長益をこれほどフィーチャーした作品は珍しく、彼の命日に読むにはうってつけの作品といえるだろう。



<文・加山竜司>
『このマンガがすごい!』本誌や当サイトでの漫画家インタビュー(オトコ編)を担当しています。
Twitter:@1976Kayama

単行本情報

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