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『心が叫びたがってるんだ。』第2巻 阿久井真(画) 超平和バスターズ(作) 【日刊マンガガイド】

2016/04/02


日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー!

今回紹介するのは、『心が叫びたがってるんだ。』


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『心が叫びたがってるんだ。』第2巻
阿久井真(画) 超平和バスターズ(作) 小学館 ¥552+税
(2016年2月12日発売)


2015年9月に公開され、第39回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞したアニメーション映画『心が叫びたがってるんだ。』(通称“ここさけ”)のコミカライズ作品、第2巻。

かつてのトラウマから喋れなくなった、成瀬順。
本音を言わずに何事も受け流している、坂上拓実。
後悔も言えないある想いを抱えている、仁藤葉月。
怪我という挫折のなかにいる野球部のエース、田崎大樹。

これは、それぞれに言えない想いを抱えた高校2年生の4人の群像劇。
それぞれの背景が描かれた第1巻に続き、本巻ではこの4人が「ふれあい実行委員」に任命され、ついに交わり始める!

委員を断ろうと担任の部屋を訪れた順は、偶然拓実の歌を聴き、その歌詞から「心のなかを見られた」と感じる。
そんななか、担任が交流会の出し物をミュージカルにしようと提案。しゃべると痛くなるおなかが、歌では痛くならないと気づいた順は、言葉を失った自分の物語をミュージカルにしたいと思いつき、拓実に頼む。「私の言葉を歌にしてください」と……。

「私の…気持ち…
 本当に…喋りたいことっ!」

映画のトレーラーでもおなじみのあの名台詞でいよいよまわり始める運命の歯車。
けれど、メールのやりとりで順の話を優しく聞いてあげる拓実、そんな2人に微かな嫉妬を感じてしまう葉月、野球部で疎まれ、やさぐれて委員になかなか参加しない田崎……4人の想いが交錯する物語は、まだまだ序の口にすぎない。

ご存じ『あの花』のスタッフ・超平和バスターズによる苦くせつなく甘酸っぱい青春ドラマを、阿久井 真がキュートで移入しやすいキャラクターで描き出す本作。
青くて純粋、素直になるのは難しくて、でもたくさんの想いを抱えて過ごしたあの頃に、どっぷりハマっちゃってください!



<文・藤咲茂(東京03製作)>
美酒佳肴、マンガ、ガンダム、日本国と陸海空自衛隊をこよなく愛し、なんとなくそれらをメシのタネにふらふらと生きる編集ライター。

単行本情報

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