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11月19日は「備蓄の日」 『サバイバル』を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/11/19


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

11月19日は備蓄の日。本日読むべきマンガは……。


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『リイド文庫 サバイバル』 第1巻
さいとう・たかを リイド社 ¥571+税


東日本大震災以降、災害への危機管理意識が高まった人は多かろう。
これまでにあまり地震の心配がされなかった土地でも大きな地震が発生している状況をかんがみれば、日本全国どこにいても大地震に遭う可能性は否めない。

東京都は2015年に、大規模災害への備えを考えるきっかけ作りとして11月19日を「備蓄の日」と定めている。「1年に1度はびちく(19=いちく)の確認」という語呂合わせによるものである。

さて、ここで紹介するのは備蓄品とともにそろえておきたいマンガ。
『ゴルゴ13』で知られるさいとう・たかをの『サバイバル』は1976年から2年間にわたり「週刊少年サンデー」に発表された作品だ。

友人たちと洞窟を探検していた途中、大地震に見舞われ、ただひとり生き残った中学生・サトルの壮絶なサバイバル生活を描いた古典的名作である。
いたって普通の現代っ子であるサトルが、時には絶望してひとり涙を流しながらもどうにかして生き抜いていこうとする姿には共感を覚えるはず。

川を泳ぐ魚を発見して喜んでも、最初はつかまえ方すらわからない。
少ない持ち物、そこにあるものを駆使して魚や鳥を獲るにはどうしたらよいか。道具の作り方、雨を凌ぐ住居の作り方、火の起こし方など……サトルが示してくれるのは1つひとつのハウツーではなく、答えの見つけ方だ。聞きかじりの知識が正しいとは限らない。
サトルは「派手な色なら毒キノコ、地味なものは食べられるキノコ」という思いこみで痛い目にあってから、「自分の感覚と経験だけを信じよう」と心に刻みこむ。

次から次へと起こる困難に立ち向かい、たくましく成長していくサトルの姿に引きこまれながら、「自分ならどうする?」と考えつつ読むのもいい。
状況に応じた工夫、いざという時の判断こそ大事なのだと教えてくれる本作を読んで、有事の際の心がまえを!

この『サバイバル』、リイド社のサイト『LEED cafe』にて期間限定で無料公開中である(2016年11月現在)。この機会にぜひご一読をおすすめしたい。

本作の舞台を現代に置き換えたリメイク版『サバイバル~少年Sの記録~』(さいとう・たかを/宮川輝)と読み比べるのも一興だ。



<文・粟生こずえ>
雑食系編集者&ライター。高円寺「円盤」にて読書推進トークイベント「四度の飯と本が好き」不定期開催中。
ブログ「ド少女文庫」

単行本情報

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