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【ランキング 番外編】 このマンガだってすごい! アンケート参加者イチオシ単行本(8/1~8/31発売)

2016/10/02


毎月その月に読むべき新刊マンガをランキング形式でお伝えする月刊ランキング。
トップ10には惜しくもランクインしなかったものの、「このマンガがすごい!」が誇るランキング選者たちがオススメするマンガを、熱い推薦コメントとともに紹介するのが、こちらの番外編です。
推薦コメントを読んで気になる作品があったら、さっそく書店へGO!



『君の名は。』新海誠(作)琴音らんまる(画)(KADOKAWA)【Amazon

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『君の名は。』は説明不要の映画のコミカライズ作。琴音らんまるによって丁寧に描かれており、映画を知らなくても楽しめるんじゃないかな?(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)


映画化されて好調です。予告編の映像を見て映画館に行きたくなりました(宮脇書店本店/コミック担当)



『鬱ごはん』施川ユウキ(秋田書店)【Amazon

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食事をおいしく食べられるのも才能なんだと痛感する、アンチグルメマンガ(卯月鮎/書評家・ゲームコラムニスト)


いわゆるひとつの哲学書。である。 (黒鈴/電子書店スタッフ)



『マンガ家再入門』中川 いさみ(講談社)【Amazon

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4コママンガの分野ではベテランの中川いさみが、ストーリーマンガに挑む、という名目で、他の漫画家へのインタビューを行うルポマンガ。著者ならではの質問、インタビューイの受けこたえが興味深いのはもちろんのこと、対比的に中川のギャグマンガへの方法論が浮き彫りになっている点も秀逸(加山竜司/フリーライター)


ギャグ漫画家ひとすじ30年の著者が奮起してストーリー漫画家を目指す。ついては先達にいろいろとストーリーマンガの極意を教わろうではないかというコミックエッセイ。 大友克洋からはじまり松本大洋、ちばてつや、弘兼憲史とそうそうたる面々が惜しげもなく制作テクニックをときにはあけすけに、ときにはぼんやりと語っておられます。マンガを描く人にはもちろん、マンガ読みにも役立つ事柄が満載です(すけきょう/ブログ「ポトチャリコミック」管理人)


「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ



『3D彼女』那波マオ(講談社)【Amazon

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ついに完結!ちょっぴりほろ苦く、でも素敵なラストに拍手です(川原和子/マンガエッセイスト)



『さよならの生涯』内田実(マッグガーデン)【Amazon

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巻頭の「今日、嫁ぐ姉へ」は穂積の『式の前日』を思いおこさせる傑作。この商業誌デビュー作は出会い×別れの連作集となっているが、ここまで描けているのならば話が大きい長編にも挑戦してほしい(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)



『身から出た鯖 七番出汁』中崎タツヤ(少年画報社)【Amazon

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ギリギリまで削ぎおとされたシンプルな絵、「何も起こらない日常」の盲点を突いてくるシュールな視点。もはや安定の自己模倣の域かと思わせておいて、やっぱりラジカル。読めば読むほど味わい深い一冊(井口啓子/文化系ライター)


漫画家引退にともない本作が最後の作品となるそうです。 完全なる孤高。完全なるワン・アンド・オンリー。 しょうもない昭和風味の下ネタ。そのどこにもない味わいになくなるときいて気がつく。 また折につけて読みなおすことでしょう(すけきょう/ブログ「ポトチャリコミック」管理人)



『おばあちゃんとゲーム』瀬野反人(泰文堂)【Amazon

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「今日は何を殺すの?」というおばあちゃんのゲームに対するコメントがわかってない感を絶妙に表現していておもしろい。ジェネレーションギャップを楽しむマンガでもあり、PS初代機の頃の懐かしゲームマンガでもあり。わからないなりに孫と会話をしようとするおばあちゃんがかわいらしい(山本浩平/まんだらけうめだ店コミックスタッフ)


祖母と孫の家族ならではの遠慮なさ かみ合わなくてもどんどん続く会話 ジェネレーションギャップもなんのそのとばかりに 仲のいい祖母と孫娘にほんわかしっぱなし。 自分の祖母との幸せな時間を思い出しウルッとしたりも。 いろいろと胸に沁みる作品でした(杉山 陽一/COMIC ZIN秋葉原店 コミックバイヤー)


「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ



『中間管理録トネガワ』萩原天晴(作) 橋本智広・三好智樹(画) 福本伸行(協)(講談社)【Amazon

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スピンオフ作品のピリオドの向こうへ突きぬけた傑作。3巻になってもテンションが落ちないどころか、絶好調におもしろい。すばらしい(奈良崎コロスケ/博奕・マンガ・映画の4本立てライター)


原作をどこまでも消費する悪魔的マンガ『中間管理録トネガワ』。ただズルイという一言。表紙を含めておもしろすぎてズルイ(林子傑/海外翻訳者)


「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ



『おとぎのファルス』九目(徳間書店)【Amazon

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身寄りのない美少女が、機械人形の少女や喋るソーセージと出会って奇妙な事態に巻きこまれる。人間みたいなソーセージの登場に面食らって、なんて変てこな作品だろうと思った(稲垣高広/ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)



『ご隠居魔王の非日常』風都ノリ(KADOKAWA)【Amazon

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1巻よりコミカルさも恋愛度もあがっているのに、どこか淡々としたトーンで進む非日常コメディ。ハナちゃんに惹かれてしまう勇者と、それがおもしろくない魔王パパとの攻防戦もパワーアップしてたので、魔界編も楽しみです(りる/感想系ブログ『空夢ノート+』管理人)



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