業界注目度No.1!?
「このマンガがすごい!WEB」が誇るランキング選者に協力いただくアンケート集計をもとに、決定される毎月恒例の「このマンガがすごい!」ランキング。今月のランキング オンナ編は……。
今月オンナ編第1位は、完結巻が発売となった吟鳥子の『アンの世界地図 ~It's a small world~』。
美しい表紙絵にうっとり。アンとアキの成長を見守ってきた読者は、ハッピーエンドを期待しますが、はたして……?
さっそく見てみましょう!!
(2016年8月1日~8月31日発売作品を集計)
第1位(178ポイント)
『アンの世界地図 ~It's a small world~』 吟鳥子
『アンの世界地図 ~It's a small world~』
吟鳥子 秋田書店
ゴミ屋敷で酒びたりの母に育てられた少女・アン。
ロリータ服を身にまとい、日々を闘う彼女はある日母と衝突し、祖母の住む徳島へと家出する。
謎の着物少女・アキと同居生活をはじめることになったアンの物語も、いよいよ完結。
アンとアキ、2人の未来は……?
オススメボイス!
■作中のすべてが大団円に結びついたと思える、美しい完結巻でした(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)
■終わりました。5冊とは思えないくらい濃厚に内容のつまった少女たちの日常とちょっと非日常の冒険。大好きです(アキミ/「ボーイズラブを読む!」管理人)
■毎巻、表紙のイラストの雰囲気は違っていて、次巻の発売がとても楽しみでした。吟鳥子先生の次回作、期待しています(穂高茉莉/楽器店店員)
第2位(140ポイント)
『ぼくの輪廻』 嶋木あこ
『ぼくの輪廻』
嶋木あこ 小学館
童貞漫画家・乃木篤朗(のぎ・あつろう)は「童貞でもベッドシーンは描ける」という信念のもと、「少年GUMP」で連載を開始する。
しかしある時、彼のマンガの内容と同じ夢を見るという巨乳娘・室伏花撫(むろふし・かなで)がアシスタントとしてやってきて……。
歌舞伎の世界を舞台にした傑作『ぴんとこな』の作者の次なるチャレンジは、“前世”や輪廻をテーマにしたラブコメディ。前世からの因縁深き巨乳を相手に、乃木の童貞は守られるのか!?
オススメボイス!
■『ぴんとこな』の次がこれですか! おっぱい! 童貞! ゲイ! そして内容は、カバーの「巨乳より大事な原稿などない…!」がすべてです(笑)。いやーくだらない(褒め言葉)(冬蜂/風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部)
■本のあおり文句には「これは少女漫画である」と強く念を押しているが、読み終えてもエロマンガ脳に犯された私には、今後の展開がエロマンガになるとしか予想できない。巨乳、童貞という一番危険な組みあわせが、ひとつ屋根の下にいて、今度どう少女マンガになっていくのか期待である(稀見理都/エロマンガ研究家)
■なんなんだこのマンガは? 分類不能、困惑必至のまったく新しく、最高におもしろい少女マンガ(芝原克也/日本出版販売株式会社ほんのひきだし編集部)
第3位(84ポイント)
『夜にとろける』 志摩時緒
『夜にとろける』
志摩時緒 白泉社
女子高生をヒロインにすえた3つのエピソード。
高校生、大学生、社会人と彼氏の年齢は様々。彼女たちは背伸びをしたり、小悪魔を気どってみたり……とかわいらしくてほほえましい行動に出る。
『あまあま』同様、「一読、床をローリング」な等身大のイチャラブがいっぱいのこれこそザ・少女マンガ。
手が届きそうで届かないもどかしさがクセになって、思わずニヤニヤ。読んだらきっと、人恋しくなります。
オススメボイス!
■3組のカップル模様を描く短編集でした。志摩さんのかわいらしい絵柄で描かれると、ちょっとエッチなシチュエーションですらひたすらかわいくて、読んでいる間頬が緩みっぱなしでした。人を好きになる面倒くささと幸せが詰まったお話です(りる/感想系ブログ『空夢ノート+』管理人)
■いろいろなラブラブカップルの甘いイチャラブがすばらしいですが、このマンガの真価はたった1編の別視点からの短編でNTR(ネトラレ)感が半端なく高まることにあります。さぁ、いっしょに混乱して絶望して失恋しよう(フラン/ブログ「フラン☆Skin」管理人)