第4位(78ポイント)
『7SEEDS』 田村由美
『7SEEDS』
田村由美 小学館
近い将来、巨大天体の飛来で地球は様々な災害に見舞われ、恐竜滅亡時代と同じような状態になると予測した科学者によって提唱された「7SEEDSプロジェクト」。
人類の滅亡も危ぶまれるこの事態に、各国首脳らが極秘会議を重ねた結果、このプロジェクトが誕生した。
それは、若く健康な人間を選んで冷凍保存し、災厄が去ったのちに解凍されて新しい時代を築くという壮大な計画だった。
複数の主人公の異なる視点で展開する壮大な大河SF叙事詩も、連載15年目にしてついにランクイン。
30人以上にのぼるメインキャラクターたちの成長する様子が丁寧に描かれている本作。最新第32巻では新たな事実も判明!?
オススメボイス!
■サバイバルのレベルが巻を追うごとに上がっていって、もはや生き残れる人いるの? っていう超ハードモードになってきており、先の展開とか物語の終わり方の前に、次の巻でこの子たち、ちゃんと息してるのかしらって心配です……(アキミ/「ボーイズラブを読む!」管理人)
■ここまで長編のファンタジーで間延びしないなんて、ただただ田村先生の手腕にあっぱれ。田村先生の描くかっこいい女性キャラがとても好きです(穂高茉莉/楽器店店員)
第5位(66ポイント)
『フルーツバスケット another』 高屋奈月
『フルーツバスケット another』
高屋奈月 白泉社
かつて「動物憑き」という不思議な体質を持つ一族・草摩家の面々とともに生活していた少女・本田透(ほんだ・とおる)が通い、卒業した都立海原高校に、新入生がやってくる春。
高校に入学したばかりの少女・三苫彩葉(みとま・さわ)を待っていた、新たな“出会い”とは?
23巻までの果計売部数が1800万部を超え、英語版の発売など、世界的人気を誇る大ヒット少女マンガのネクストジェネレーション作品に、ファン歓喜です!
オススメボイス!
■『フルーツバスケット』の数十年後が描かれているということで懐かしかったです。今後が気になります(宮脇書店本店/コミック担当)
■『フルバ』ファンなら“買い”でしょう。新キャラに『フルバ』のキャラの面影があって、また『フルバ』を読みかえしたくなりました(滝川レイ/フリーカメラマン)
第6位(64ポイント)
『深夜のダメ恋図鑑』 尾崎衣良
『深夜のダメ恋図鑑』
尾崎衣良 小学館
少女マンガの影響で理想の王子様を思い描く彼氏ナシの福間千代、美人だけど元ヤンでキレると破壊力がすごい処女の古賀円(まどか)、恋人は途切れないけれどダメンズにつくしがちな千鳥佐和子。
3人のヒロインがいかなる“ダメ恋”をしてきたのか? その遍歴を披露!
女性にだけは共通する「あるある」に、共感の嵐! 「おまえとの結婚って地獄かよ」など、きつ~いセリフも、爽快感があってよいと、女性たちの指示を得ています。
オススメボイス!
■こんなおもしろいマンガを今まで見逃していたこと、猛省します。女性の皆様はこれを読んで男性への要求水準を地の底まで下げていただきたく、なにとぞよろしくお願い申し上げます。男性陣は笑ってる場合じゃないぞ!(漫画トロピーク/謎の社会人漫画サークル)
■電子で人気だということで読んでみました。「女性あるある」でもあり、「男性あるある」でもある(トロピカルあいこ/ライター)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!