『集英社文庫 DEATH NOTE』第1巻
大場つぐみ(作) 小畑健(画) 集英社 \720+税
2003年11月28日は、ひとりの優秀な高校生の運命が変わった日である。
大場つぐみ、小畑健のマンガ『DEATH NOTE』の主人公・夜神月(やがみらいと)は、学校の校庭で黒い1冊のノートを拾う。それはノートに名前を書かれた人間が死ぬという、死神の持ち物「デスノート」だった。
このノートを使って、犯罪者をなくした新世界を作ろうと考えた月は、自らを「キラ」と名乗り、世界中の凶悪犯の名前をノートに書いて葬り去っていく。
本作は2003年から約3年間にわたって連載され、全12巻が3000万部突破の大ヒット。2006年と2007年の『このマンガがすごい!』オトコ版では、2年連続で2位を獲得している。
実写映画化、テレビアニメ化もされ、さらに2015年にはミュージカルが上演されるいうから、まだまだ『DEATH NOTE』の人気は健在だ。
この日を機に、また最初から読み直してはいかがだろうか。
<文・小林美姫>
ぴあを経てフリーで活動。『井上雄彦ぴあ』『ワンピースぴあ』『ポケモンぴあ』『プリキュアぴあ』『細田守ぴあ』(ぴあ)、『プリキュア10周年公式ブック』(メディアパル)など。
Twitter:@mikitty116