『別冊宝島2340 戦艦「大和」と「武蔵」』
宝島社 980円+税
『この世界の片隅に』に描かれた「大和」、描かれないけれど存在した「大和」
2015年3月、突如報じられた戦艦「武蔵」発見のニュースに、血沸き肉踊った「このマンガがすごい!WEB」読者も多いはず! そんな読者のみんなのために、本日発売の『別冊宝島 戦艦「大和」と「武蔵」』を紹介しよう!!
え、そんな読者はいない? 「このマンガがすごい!WEB」なんだから、マンガの話をしてほしい?
そして、できれば、大和型戦艦2番艦「武蔵」の姉妹艦である1番艦「大和」が作中にでてくる、今話題の『この世界の片隅に』に関わる、新情報の話をしてほしい、だって!?
そんな読者のみなさんに朗報があります! なんと『別冊宝島 戦艦「大和」と「武蔵」』には、『この世界の片隅に』のアニメ映画の監督にして、航空史研究家としても知られる片渕監督による特別エッセイが!! アニメ制作中のものすごく忙しいあいまをぬって、映画の制作中にも多数の発見があったという「大和」への思い、作中での「大和」の役割、「大和」がいた呉という町について、寄稿をくださったのです!
『この世界の片隅に』といえば、映画化のために行ったクラウドファンディングが開始わずか8日で、目標金額の2000万円を突破したことが大きく話題を呼んだ、こうの史代さんの人気コミック。
「いったいどんなアニメ映画になるのかしら。今から気になって気になって仕方ない!!!」というあなたのために! 「少しでもいいから何か『世界の片隅に』の情報が欲しくてたまらないよー」というあなたのために! マンガではありませんが、そのことだけをお伝えしたくて記事にさせていただきました!
なんと本書には、本邦初公開となる、映画『この世界の片隅に』のために描きおろされた戦艦「大和」のカラーイラストが掲載されているんですよ!!!!!
しかも、かなり考証がすばらしく、戦艦「大和」が好きな方から見ても、びっくりする絵になっています。
書店で見かけたら、ぜひぜひ手にとってみてくださいませー!
ちなみに、「このマンガがすごい!WEB」では、アニメ映画の原作マンガの作者・こうの史代先生のインタビュー記事も掲載中! ホントはヒミツの、マンガのすごい話もうかがっています!
こうの史代先生『この世界の片隅に』インタビュー 祝!劇場アニメ化決定!! なんと、クラウドファンディングサービス開始約1週間で2000万円達成!?
昭和19年(1944)、広島・呉へお嫁にやってきた18歳のすず。
戦争の色が濃くなる時代、あらゆるものが欠乏していくなかでも、すずは日々の食卓を作り出すために工夫する。 だが戦争は進み、軍都・呉は何度もの空襲に襲われ、すずが大切にしている身近なものも無情に奪われてゆく。
それでもなおすずは健気に明るく一日一日を築き続ける。そして、昭和20年の夏がやってきた――。
太平洋戦争前後の呉を舞台に、主人公・すずを取り巻くささやかな毎日を丹念に描いた本作。劇場アニメ化に向けて動き出してから4年、こうの史代先生が心血を注いだ傑作がついに劇場アニメ化決定! これを受け、原作者・こうの史代先生にお話しをうかがいました。
こうの史代先生『この世界の片隅に』インタビュー ネタバレ御免! 読者を震撼させた連載第33回「20年6月」の創作秘話に迫る!
上記のインタビュー記事では、ネタバレになってしまうので”あえて”伏せさせていただいた『この世界の片隅に』の作品の根幹にかかわる重要なお話を大公開! 多くの読者が息をのんだ“あの”できごとついて……バンバン切り込んでいきます。
繰り返しますが、重大なネタバレが含まれているので、マンガを未読の方は、まず先に読んでから本記事をお楽しみください!
というわけで……『この世界の片隅に』が気になってきた方も、「大和」「武蔵」が好きなあなたも書店へゴー!
※本書には、片渕監督の寄稿はもちろんですが、ほかにも魅力がいっぱい!
この一冊で世界最強の姉妹艦「大和」「武蔵」の生涯とその驚異のテクノロジーが手に取るようにわかります。
巻頭では、マイクロソフトの共同創業者・ポール=アレン氏が、フィリピン近海で発見した戦艦「武蔵」の残骸写真を元に、日本海軍艦船研究のトップランナーで解析チームを組み、本当に「武蔵」かどうか、「武蔵」であるとすれば、発見されたのはどこの部分か、を最速特集しています。太平洋戦争関連のマンガを読んで、最近興味を持ったという初心者にもおすすめです。
ぜひご覧ください。