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4月14日は「フレンドリーデー」『一週間フレンズ。』を読もう!【きょうのマンガ】

2017/04/14


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが 「きょうのマンガ」です。

4月14日はフレンドリーデー。本日読むべきマンガは……。


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『一週間フレンズ。 第1巻』
葉月抹茶 スクウェア・エニックス ¥476+税


4月14日は、「フレンドリーデー」に制定されている。
人間同士はもちろん、動物や植物、すべての生命と手をつなぎ仲よくする日、とのこと。
なんとも心温まる記念日だ。

そんな日にぜひ読んでもらいたいのが、『一週間フレンズ。』である。

本作は、山﨑賢人、川口春奈の主演で実写映画化もされたことから人気が爆発。累計150万部を突破している、大ヒットマンガだ。

主人公は男子高生の長谷祐樹。
彼がひそかに思いを寄せるクラスメイトが、いつもひとりぼっちでいる藤宮香織だ。
どうして香織はだれともつるまず、友だちをつくらず、ひとりでいるのか。
それは香織が“たった1週間で好きな友だちとの記憶を失う”という記憶障がいを患っているから。
大好きな友だちのことを覚えていられない。
思春期の香織にとって、それはどれほどの苦痛なのだろう。
それならばいっそ、と香織が人づきあいを避けるようになってしまったのも納得だ。

しかし、香織のそんな告白を聞いても、祐樹は彼女と友だちになることをあきらめない。
第1話のラスト、祐樹が「俺が何回だって言いに行くから 友達になってくださいって」と叫ぶシーンは、思わず涙腺がゆるんでしまう。

物語を追うごとに、香織がなぜ記憶を失うようになってしまったのか、その原因が紐解かれることになる。
その原因にも“友情”が絡んでくるのだが、思春期特有の問題ゆえに、大人が読めばきっともどかしい気持ちを覚えるだろう。

最終的に祐樹と香織の友情がどうなるのか。
本作は全7巻で完結しているため、ぜひ読んでみてもらいたい。
そして、あらためて“友だち”の大切さを噛み締めてほしい。



<文・五十嵐 大>
'83年生まれの、引きこもり系フリーライター。デスゲーム系やバトルもの、胸キュン必至の恋愛マンガやBLまで嗜む、マンガ好きです。マイブームは、マンガ飯の再現。

単行本情報

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