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1月31日は愛妻の日 『うちの妻ってどうでしょう?』を読もう! 【きょうのマンガ】

2015/01/31


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『うちの妻ってどうでしょう?』第1巻
福満しげゆき 双葉社 \743+税


1月31日は「1→I→アイ」+「31→サイ」という強引な語呂合わせで「愛妻の日」。
提唱している日本愛妻家協会いわく、「妻というもっとも身近な他人を大切にする人が増えれば、世界はもう少し平和になるかもしれないね」とのこと。
なんだか大げさなキャッチコピーだけど、ひとつ屋根の下で暮らしていると、どんどん気遣いが足りなくなってしまうこともたしか。誕生日や結婚記念日ではなくても、たまには愛する妻のためにみやげのひとつでも買って帰るべし!

さて、マンガ界イチの愛妻家といえば、福満しげゆき。
2007年より「漫画アクション」で連載中の『うちの妻ってどうでしょう?』は、小心者の夫である「僕」(福満)と、しっかりものでパン好きな九州美女の「妻」がおりなす、なにげない日常を描いたエッセイだ。
もともと「ガロ系」のさえない漫画家だった福満は、社交性があって働き者の妻に全面的に依存。だからして人気漫画家の仲間入りをはたした今も、頭が上がらない状態である。

当初はネタにことかかない妻の天然ぶりを描きつつ、他の漫画家や芸能人への羨望と嫉妬を吐露していた福満だが、今や長男が生まれ、次男が生まれ、マイホームを建て、立派に家族を養っている。世の中のすべてを呪っていたデビュー当初の彼に、こんな未来が待っているとは思いもよらなかった。これもひとえに妻のおかげだろう。
最近は子育てで手いっぱいになった妻にかまってもらえず、家庭内で孤独感を増しているようだが、なんだかんだ言っても仲睦まじい2人がうらやましい。

今春には足かけ8年に渡った連載に幕を閉じるとのこと。核となる連載を終了して大丈夫なのか……とよけいな心配をしそうになるが、まぁ妻がいるかぎり福満家は安泰かな。
妻が長年夢見ているパン屋を本当に開業したあかつきには、必ず買いにいきます!



<文・奈良崎コロスケ>
68年生まれ。東京都立川市出身。マンガ、映画、バクチの3本立てで糊口をしのぐライター。中野ブロードウェイの真横に在住する中央線サブカル糞中年。
「ドキュメント毎日くん」

単行本情報

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