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『スパイの歩き方』速水螺旋人 【日刊マンガガイド】

2015/02/04


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『スパイの歩き方』
速水螺旋人 芳文社 \619+税
(2015年1月7日発売)


血湧き肉踊……らないナンセンススパイ・アクション4コマ。
読み終わったら「スパイ」の意味がわからなくなること間違いなし。

寒い国からやってきたスパイのペルツォフカ(コードネーム)。世界の安定を揺るがす「渦巻く幻燈」を奪取する任務を受け、世界中を駆けまわることになる。
日本を皮切りに、アメリカ、中国、ドイツ、タンザニア、南極、宇宙、中世、遠未来……どこにでもペルツォフカは行く。
どうやってかって? わからない。ほら、スパイだから。

ペルツォフカは窮地になると夜のベッドテクで解決できる達人。現地協力員、シスター、龍、ペンギン、手榴弾……よくわかんないけどベッドに連れこめばペルツォフカの勝ち。
このへんの「スパイとしての勝ち負け」の表現は極めて不条理なので、こっちが突っこんだら負け。

ペルツォフカが男か女かわからないまま、スパイとして各地をまわるのがおもしろい。
関わってくる謎の存在・ディレクターや少女スパイのリモンナヤとの恋愛模様が、この曖昧さによってグッと引き立つ。

ペルツォフカ以上に不条理な存在が、現地協力員のアーニャ。宇宙にも出てくるし、未来には子孫が出てくる始末。アーニャとペルツォフカの恋愛関係は直接は描かれない。
しかしもっとも見ていてニヤっとできるのはこの2人の組み合わせ。

謎多きスパイと意味不明な現地協力員の珍道中としても楽しめる作品だ。



<文・たまごまご>
ライター。女の子が殴りあったり愛しあったり殺しあったりくつろいだりするマンガを集め続けています。
「たまごまごごはん」

単行本情報

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