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12月14日はミシェル・ノストラダムス(医師・占星術師)の誕生日 『ノストラダムス 愛伝説』を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/12/14


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

12月14日はミシェル・ノストラダムスの誕生日。本日読むべきマンガは……。


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『ノストラダムス 愛伝説』 第1巻
小池一夫(作) やまさき拓味(画) 小池書院 ¥571+税


ルネサンス期の1503年12月14日、フランス・プロヴァンス地方サン=レミ村の商人ジョーム・ド・ノートルダムとレニエール・ド・サン=レミのあいだに第一子(一説には第二子とも)が誕生した。
彼こそがのちに医師・占星術師として歴史に名を残すミシェル・ド・ノートルダム(=ノストラダムス)である。

このノストラダムスの生涯を小池一夫&やまさき拓味の巨匠コンビが描いた一代記が『ノストラダムス 愛伝説』。
かつて祥伝社から発行されたマンガ&小説を掲載したエンタメ系雑誌「COMICノストラダムス」の文字どおり“看板”として連載された作品で、のちに「マガジン・ノン」と改名、リニューアルするもわずか3年弱で同誌と運命をともにした。

サン=レミ村で誕生、幼少期より神がかり的な予知能力を持ったノストラダムスを、医師でもあった母方の曽祖父ジャン・ド・サン=レミの元で医師として成長していくという、史実に忠実な展開と、未来が見えてしまうからこそ彼にのしかかる魂の試練に葛藤するフィクション部分が絶妙に配合されて、予言者・ノストラダムスというよりも人間・ノストラダムスを知ることができる作品。

ちなみに本作が発行されたのは1999年5月。いわばノストラダムスが予言したという「恐怖の大王」降臨まぎわでもある。
“世界の終わり”はどのように描かれているのか? それは本作をご一読いただきたい。

<文・富士見大>
レンコンはなんといっても筑前煮の乱切りしたヤツだろうと思う編集・ライター。特撮のあれこれやマンガのあれこれに携わり、最近作は『「仮面ライダー」超解析 平成ライダー新世紀』「東映ヒーローMAX Vol.54」。間もなく発売の『「ウルトラマン超解析」大怪獣激闘ヒストリー!』にも参加しています。

単行本情報

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