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12月15日は「観光バス記念日」。 『地獄に堕ちた教師ども』を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/12/15


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

12月15日は観光バス記念日。本日読むべきマンガは……。


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『地獄に堕ちた教師ども 復活版』
蛭子能収 青林工藝舎 ¥1,400+税


12月15日は「観光バス記念日」。
1925(大正14)年のこの日、 東京乗合自動車により日本初の定期観光バスである「ユーランバス」(=遊覧バス)の運行が開始されたことに由来する。当時の「ユーランバス」は上野からスタートし、日比谷公園や銀座、明治神宮などを周ったそうだ。

さて、現代でも「はとバス」のように名所を網羅する観光バスは健在。バスには鉄道とはまた違うルートを走る楽しみがあるわけで……近年俄然注目を集めたバス旅番組が『ローカル線バス乗り継ぎ路線の旅』
2007年からスタートしたこの番組は、「ローカル路線バスのみを使い、3泊4日以内に目的地に到着する」という縛りのガチンコ珍道中もの。
企画のおもしろさはもちろんだが、なんといっても番組の人気を牽引したのは、太川陽介とコンビを組んでレギュラーを務める蛭子能収のキャラクターである。
ひたすらにマイペースで自由、まったく芝居がかったところのない天然ぶりはツッコミどころ満載だが、なぜか憎めない。80年代後半頃からバラエティ番組の人気者となった蛭子能収が、じつは漫画家であることを知らない方も多いかも!?

『復活版 地獄に堕ちた教師ども』は、35年ぶりに新装版として復刻された蛭子能収のデビュー作品集だ。
「ガロ」を中心に発表された9編は74~81年に描かれた作品だが、いやぁ今読んでもめちゃくちゃトンガっている!

シュールなんだけどアート気取りなどではまるでなく、1コマ1コマごとに大まじめな異様さと諧謔(かいぎゃく)が宿る。
オチはなくともド直球を貫いた爽快感がほとばしる。

とにかく……蛭子能収はタダのヘンなオッサンではない! ヘンなマンガを描いてる偉大なるオッサンであることを、多くの方が知ってくれますように。



<文・粟生こずえ>
雑食系編集者&ライター。高円寺「円盤」にて読書推進トークイベント「四度の飯と本が好き」不定期開催中。
ブログ「ド少女文庫」

単行本情報

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