人気漫画家のみなさんに“あの”マンガの製作秘話や、デビュー秘話などをインタビューする「このマンガがすごい！WEB」の大人気コーナー。

今回お話を聞いたのは、そばっち！

岩手グルメの代表格「わんこそば」と、わんこそばを入れる漆器（岩手県は漆生産量日本一！）が合体した岩手の公式PRキャラクター“そばっち”。ほかにも4人のきょうだい――こくっち（雑穀）、とふっち（豆腐）、おもっち（ずんだ餅）、うにっち（ウニ丼）がいて、5人そろって“わんこきょうだい”といいます。
岩手では知名度バツグンのこのキャラクター、2016年の「全国ご当地キャラクター年賀ハガキ」の注文ランキングで3位に輝くなど、全国でも今じわじわと人気を高めているゆるキャラなのです。

そんな、わんこきょうだいが生まれた岩手県は、じつは多くの漫画家を輩出するマンガ県。2011年から発売が始まった岩手県をテーマにしたオムニバスコミック『コミックいわて』シリーズには、吉田戦車、池野恋、さいとう・たかを……などなどそうそうたるメンバーが参加、岩手愛あふれるマンガを描いています。
シリーズ第5弾となる最新作の『コミックいわてぃー』には、わんこきょうだいと女の子のハートウォーミングストーリーも！ わんこきょうだい、マンガ界にもグイグイ勢力を拡大中です。
今回は、わんこきょうだいのメインキャラクター“そばっち”に直撃取材を敢行、さまざまな疑問をストレートにぶつけてみました！

そばっち

わんこきょうだいのメインキャラクター。北上山地のとあるそば畑に住んでいる。性格はそばのように長く、のんびりや。特技は、わんこそばをいっぱい食べること。

そばっち、ちょっといろいろと聞かせてください！

——突然ですが、わんこきょうだいって仲はいいの？

そばっち　もちろんだよ。中身は違うけど心はひとつ！ とってもなかよしのきょうだいなんだよ。

メインキャラクターのそばっち、こくっち、とふっち、おもっち、うにっち。わんこきょうだいのテーマソングもあるよ！

——岩手県のことならなんで知っているんだよね。オススメする岩手スポットは？

そばっち　これからの時期なら盛岡地方裁判所だよ。構内にある石割桜がキレイなんだ～！

——「これだけは絶対に食べて！」という岩手名物といえば？

そばっち　もちろん、わんこそば！ みんなも岩手に来たら食べてね！

——そばっちは「わんこそばをいっぱい食べられる」ことが特技なんだね。でも、それって共食いじゃないの？

そばっち　ぼく、おそばじゃないもん。おそばは頭のお椀の中身なの。だから大丈夫！

わんこそばを食べるそばっち。頭のお椀に入ってるそばは食べるのか、食べないのか気になる……。

——そばっちはそばじゃないんだ!? ところで、岩手県で誇りに思うことは？

そばっち　生産量が全国1位のホップ、木炭、生うるし、あわび類、養殖わかめ！ 岩手は海の幸、山の幸、自然の恵みがいっぱいなんだよ！

——岩手県の人たちって、どんな性格なの？

そばっち　人にもよるけど、宮沢賢治さんのようなまじめな人が多いかも？

岩手県が誇る国民的作家の宮沢賢治。『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』など誰でも一度は読んだことのある作品がたくさん。

——そばっちの好みのタイプは？

そばっち　さわやかで、青臭くって、シャキシャキしてる……ネギみたいな人かなぁ。おそばとネギって相性いいよね！

——すべらない武勇伝を聞かせて！

そばっち　おそばを切る時は、まな板がすべらないように、下にカッティングマットを……あれ？ この話じゃなかった？