『猫のお寺の知恩さん』オジロマコト(小学館 )【Amazon】
年上の女性に憧れる定番ラブストーリーですが、空気感が好きです(境真良/国際大学GLOCOM客員研究員・経済産業省国際戦略情報分析官(情報産業))
『結婚する予定もないから、好きなように家建てちゃいました。』ひぐちにちほ(ぶんか社)【Amazon】
時代とともに価値観は変わり、一生独身でもかまわないという方が増えてきました。特に30代がペットを飼っていると独身になる可能性が高くなるといわれています。著者のひぐちにちほ先生は、30代独身、漫画家、ペット大好きという役満クラスの独身候補。どうせならと夢のマイホーム(古民家風)を建ててしまいましょうという作品。好きなように家を建てて、好きな犬や猫と暮らし、好きなマンガを描いて暮らす。そんな自由なライフスタイルにあこがれる人は読んでみるといいかも。正直な話、先生のライフスタイルにはあこがれます(ゴロー/AV男優)
『姉のおなかをふくらませるのは僕』坂井音太(作)恩田チロ(画)(秋田書店)【Amazon】
いつも何をやってくるのか予想のつかない作品だが、やはり日常描写のゆるさ、温かさが美しい。「やっぱり、口の中に入ればおんなじだなー」という、グルメマンガには出てきてはいけないたぐいの台詞がキラリと光る(raven/ディレッタント)
『ゆるキャン△』あfろ(芳文社)【Amazon】
冬キャンプと犬がとても素敵に思えてくるマンガ。夜のシーンが多いけれど、紙面が重くならない陰の描写が印象的(山本浩平/まんだらけうめだ店コミックスタッフ)
『モンキーピーク』志名坂高次 (作)粂田晃宏 (画)(日本文芸社)【Amazon】
会社の登山レクリエーションで社員たちを待ち受けていたのは、鉈を持った巨大な猿! 武装して人を次々と殺していく猿、ちょっとしたミスが死に直結する山、餓えや乾きとともに巻き起こる集団での足の引っ張りあいなど、あらゆる方向から人が追いつめられていく様子がたまらない(犬紳士/養蜂家)
すでに飽和状態であるようなサヴァイヴァルもののジャンルに新規参入し、頭角を現すためには新しいアイディアが必要であろう。しかし、それだけでは足りない。いや、それ以上に必要なものが、ここには提示されている。端的にいうなら、スリルだ。極限状態に置かれた平凡な群像の理性と欲望とがせめぎ合うなかに生じるスリルである。そのようなスリルこそが、どうしてこうなった的なサヴァイヴァルの絶望に高い説得力を与えるのではないか。レクリエーション中の集団が正体不明の生物に襲われる、という筋書きは極めて単純ではあるけれど、予断を許さない危機に次ぐ危機、次々とリタイアを強いていく危機に抜群のスリルがある(森田真功/ライター、ブログ「Lエルトセヴン7 第2ステージ」管理人)
『恋とごはんと虹色日和』浅野りん(少年画報社)【Amazon】
常にオーソドックスで奇をてらわないグルメでラブコメマンガ。それゆえの王道的な揺らぎないおもしろさが最高!(フラン/ブログ「フラン☆Skin」管理人)
『Do race?』okama(白泉社)【Amazon】
okama先生のイラストはもちろんすごい、でもマンガもすごいんだ! 命懸けギリギリのレースに挑む少女たちが最高に美しくてクレイジー(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)
『笑うあげは』田中ユタカ(竹書房)【Amazon】
純愛作家の真骨頂。麻雀マンガのなかで盲目の雀娘が何を見ているのか! 今後も注目(稀見理都/エロマンガ研究家)
盲目の美人雀士のあげはさんが、盲目というハンデを感じさせない痛快な強さがかっこいいです(フラン/ブログ「フラン☆Skin」管理人)
盲目の美女雀士が、男どもを卓上で薙ぎ倒す麻雀版座頭市。台詞まわしと決めゴマが素敵。あげはさんがかっこよぎて惚れてしまいそう(杉山陽一/COMIC ZIN秋葉原店 コミックバイヤー)
『間くんは選べない』板倉梓(双葉社)【Amazon】
選べねーよ。これは……という設定をしっかりつくっているのがエラい(紙屋高雪/ブログ「紙屋研究所」管理人」)
『バットマン:ノーマンズ・ランド』ジャネット・ハーヴェイ、ラリー・ハマほか(作) セルジオ・キャリエロほか(画) 高木亮(訳)(小学館集英社プロダクション)【Amazon】
バイレイクインのツンデレを読める日が来るとは。「大震災後のゴッサムシティ」を描く名作。(永田希/書評家、Book News運営)
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それではまた、次回のランキング記事をお楽しみに!