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特撮黎明期の「ドラマ」！
現場を知る「匠」たちが、その真実を証言する……!!
「特撮には、ドラマがある。」
特撮作品のなかで語られる「ドラマ」ももちろんですが、その外側にもまた、「ドラマ」があるのです。
たとえば、こんな「ドラマ」をご存じでしょうか。
ウルトラマンシリーズの超有名キャラクター・バルタン星人。
「宇宙忍者」の二つ名を背負い、今でもファンに愛され続ける宇宙人ですが、そのキャラクターを生み出した制作陣が意図していたのは忍者ではありませんでした。
彼らが意図したのは、宇宙の「イタズラ者」。
ところが、その初登場回を受けての視聴者の声は、「怖い」というもの。
これを受けての「宇宙忍者」というネーミング、そしてそれを意識した再登場時の演出が、きょうの「バルタン星人のイメージ」を決定したのです。
そして、たとえばこんな「ドラマ」。
国民的ヒーローである、ウルトラマンといえば、赤と銀のカラーリングが印象的ですが、そのスーツ・靴は常に新しいものをつくり続けなければならなかったとか。
それは、だんだんとその色が赤から白に変わっていくためなのです。
そして、その原因は……なかに入る俳優の汗が結晶化し、塩を吹くから。
そんな、特撮の裏側にいた者しか知らない数々の「ドラマ」、それを知るのは一握りのつくり手たちだけ……
ではない！
『特撮の匠 昭和特撮の創造者たち』
「特撮の匠」取材班 宝島社 ￥1,380+税
（2017年5月13日発売）
そんな、特撮の裏側を知るつくり手＝「匠」たちが、今だから話せる証言を集めた書籍が発売されたのです！
本書は、20年以上にわたる取材を通して得られた、「特撮」の黎明期に活躍し、その歴史をつくりあげた「匠」たちの証言を一挙16名ぶんも収録している1冊。
今でも現役で活躍中の人々から、惜しまれつつ鬼籍に入られた巨匠の貴重な証言まで。そこには数々の隠れた「ドラマ」、そして、作品へのアツいこだわりが！
先ほどのバルタン星人の真実はもちろん……
飯島敏宏
（『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラマンコスモス』監督）
あの超有名監督が特撮の道に進んだのは、じつは「干されていた」から!?
実相寺昭雄
（『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』『シルバー仮面』『帝都物語』監督）
国産ヒーローの原点『月光仮面』は、ヤ◯ザの料亭から生まれていた!!!?
川内康範
（『月光仮面』『愛の戦士レインボーマン』『正義のシンボル コンドールマン』原作）
などなど、監督・脚本家・特撮監督・美術・造形・合成・原作・プロデューサー、各セクションで腕を振るった「匠」たち16名の「今だから語れる裏側のドラマ」が目白押し！
本書にその証言が掲載される、昭和特撮を支えた巨匠たち！
今もシリーズが続く大人気作品や、カルト的な人気を誇る名作の数々は、いかにしてつくられたのか？
制作の中核にいた特撮職人たちの声から日本特撮史と特撮の裏側の真実を読み解くことができる、ファン必携の完全保存版なのです。
さらに！ 昭和特撮を継ぐ者たち、平成特撮の匠への特別インタビューも掲載!!
さらに、今回の書籍に収録されているのは、昭和の「匠」たちの証言だけではありません。 彼らから影響を受け、様々な作品で活躍している、平成の「匠」2名へのインタビューも収録されているのです！
矢島信男特撮監督が設立した特撮研究所でそのキャリアをスタートし、スーパー戦隊シリーズと平成ライダーシリーズという東映の2大人気作品を長年担当、並行して『男たちの大和／YAMATO』や『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』などの劇場作品でも手腕を振るう、特撮監督の佛田洋。
平成ガメラ三部作の造形で怪獣映画ファンから絶賛され、その後も『ライオン丸G』や実相寺昭雄監督のリメイク版『シルバー假面』で造形を担当、『さくや 妖怪伝』『跋扈妖怪伝 牙吉』『ウルトラマンメビウス』などでは監督・特撮監督も担当した、特殊メイクアーティスト／造形家の原口智生。
平成の「匠」が昭和の「匠」たちから技術と魂を受け継ぐ数々のエピソードのなかにも、やはり意図せぬ「ドラマ」が。
造形師・原口が平成に入ってからガメラ、そして敵怪獣・ジーダスの造形を担当した作品『小さき勇者たち～ガメラ～』で、ジーダスの造形を手がけるにあたって向かったのはなぜかホース屋。そこには、昭和特撮から受け継がれた技術が……？
『特撮の匠 昭和特撮の創造者たち』
「特撮の匠」取材班 宝島社 ￥1,380+税
（2017年5月13日発売）
昭和特撮に魅せられた方々から、現在の特撮作品の大ファンまで。
間違いなく必読の1冊です!!
『特撮の匠 昭和特撮の創造者たち』とともに！ DVD『特撮の匠』!!
さらに、本書籍とともに楽しみたい、DVDシリーズも登場。
今年、株式会社デジタルウルトラプロジェクトからリリースされたDVDシリーズ『特撮の匠』は、そんな日本特撮作品に携わってきた名だたる特撮関係者に、1996年から約20年にわたってインタビューを実施、その映像をまとめた貴重な内容で、特撮ファンの間でもおおいに話題に。
2月に発売されたvol.1「原作、脚本家、監督、特技監督、プロデューサー篇」と4月に発売された「キャメラマン、照明、美術・デザイン、音響効果篇」に続いて、6月には「俳優篇」がリリースを控えているとのこと。
『特撮の匠 vol.1 原作、脚本家、監督、特技監督、プロデューサー篇』
株式会社デジタルウルトラプロジェクト ￥4,980+税
（2017年2月22日発売）
書籍『特撮の匠 昭和特撮の創造者たち』とDVDシリーズ『特撮の匠』は、いわば兄弟に相当する関係。
書籍、DVDのそれぞれにしか収録されていないインタビューもあり、書籍を読んだあとにDVDを観れば、また、DVDを観たあとに書籍を読めば、新たな発見があること間違いなし！
DVDシリーズ『特撮の匠』、書籍とともに、あわせて手に入れることをおすすめいたします!!
