マンガの新連載から完結、メディア化情報など、最近マンガ業界をにぎわせているニュースを「このマンガがすごい!WEB」の選者のみなさんが、ピックアップして紹介する人気記事。
先月、8月も様々なニュースが世間をにぎわせていました。 エッ!? 覚えてないの!?
当WEBサイトで掲載中の『妖鬼妃伝』でおなじみ、美内すずえ先生の連載40周年をむかえた名作の展示会開催や、コミケに降臨したゴージャスでファビュラスな女神たちの話題、人気作『ARMS』『スプリガン』を手がけた著者のファンブック発売、さらには英語を話すリンゴ好きの死神登場!?……などなど!
マンガ界は毎月大ニュースでいっぱい! 業界最先端、話題のニュースをチェックしていきましょう!!
連載40周年を迎えた『ガラスの仮面』展が東京で開催!!
多くのマンガファンを魅了したこの展示会…… おそろしい子!!
■『ガラスの仮面』展、最高でした! グッズで散財しました。ひとりで行ったので顔ハメ写真撮れませんでした(小田真琴/女子マンガ研究家)
■行ってきました! 美内すずえ『ガラスの仮面』展。会場、銀座のデパート松屋には全国から訪ねてきてるとおぼしき妙齢女性の数々。男は少数(笑)で、いかにデビュー時から美内先生、絵が巧かったか、それが堪能できる原画展であったかと。紅天女は北島マヤと姫川亜弓のいずれが演じるべきか、の投票ボタンを押す装置が出口付近にあり、私が見た最終日1日前のデータでは、およそではあるがマヤ1万、亜弓5千とダブルスコアとなっていたのが印象深かった(今村方哉/レコード会社勤務)
■松屋銀座での『ガラスの仮面』展、作品の魅力がよく伝わる展示で楽しみました。グッズも遊び心に満ちていて特に、白紙をはさむとキャラが白目になる「白目クリアファイル」は最高! 心でうれし泣きしつつ、散財しました!(川原和子/マンガエッセイスト)
約50万人を動員した夏のコミケにセレブ姉妹降臨!! さらにあの人も参戦!?
■叶姉妹のコミケ参戦は、パーフェクトでファビュラスであったと大評判。お美事にござります(soorce/オヤジ漫画系ブロガー)
■叶姉妹、コミケにサークル参加。非常にいい対応で接客をこなし、会場で見かけた参加者もうっとりし、「いい香りがした!」と大好評。10年ほど前、叶姉妹アニメを出した頃の反応から比べると、隔世の感がある……。それはさておき、あの頃からずっとキャラを貫きとおしているわけだから、生きたアートといっても過言ではないのでしょう。
さらに、『このマンガがすごい!』でもおなじみの辻先生もコミケに参加。サークル参加を果たす、……って御年85歳! 脚本家としてアニメ、特撮の黎明期をささえた重要人物(かつ、最近のヒット作にもおくわしい)が、コミケ、しかも過酷な夏に参加なさるとは! まさに生きるレジェンドですね(和智永妙/ライターたまに編集)
藤田和日郎につづいて、あの人気作『ARMS』を生み出した漫画家のファンブック!
■小学館が輩出した人気作家をひとりずつ深く掘り下げていく書籍「漫画家本」シリーズの第2弾『皆川亮二本』が刊行。ロングインタビューや評論などを詰めあわせて、出世作『スプリガン』『ARMS』から最近の作品まですごい情報密度で紹介しています。皆川先生が同時代からあとにおよぼした影響の大きさ広さがしっかりわかる内容です。幻のデビュー短編「HEAVEN」まで収録されているので、皆川作品を漏らさずおさえるコアなファンも大満足!(宮本直毅/ライター)
あの死神・リュークが英語を!? ハリウッドで実写化された伝説の“キラーゲーム”!
■Netflix配信版『DEATH NOTE』の反応は世間的には賛否両論といったところ? 個人的には80年代のサスペンス・アクション風味の大胆な改変がツボ。変にマンガに寄せてコスプレ大会になるよりは、1本の映画としての観心地がいい(大黒秀一/エンタメ系ライター)
グロテスク×ホラーで有名な小説家・平山夢明の人気作がコミカライズ!
■なんと「ヤングジャンプ」にて、平山夢明原作の超絶グロテスク+グルメノワール『ダイナー』が、河合孝典によりコミカライズ連載開始! 名状しがたきカオスがどう展開されるか期待(澤水月/報道勤務、ライター、平山夢明mixiコミュ管理人)
『パタリロ』『翔んで埼玉』でおなじみ4591131173先生の愛娘が漫画家デビュー! お腐り人生をセキララ告白!?
■魔夜峰央先生のお嬢様のエッセイ「魔夜の娘はお腐り申しあげて」が「コココミ」で連載開始。まあ、そういう好みになられるのは必然……という気はしますが、なんとガチムチ派? 『親バカ』シリーズなどで描かれていた方が、描く方になるという因果も含めて期待します!(和智永妙/ライターたまに編集)
『ヒノコ』『朝まで待てません!』『かわいいひと』……オトナガールを魅了したマンガ雑誌、休刊
■「AneLaLa」休刊、お疲れ様でした。「姉系プチコミック」、「姉aya」、「姉フレンド」、「無敵恋愛s*girl」、「anette」などの女性誌・姉増刊ブーム(?)の先駆けとなった雑誌だけに、ジャンルの展望にも注視していきたいところです(漫画トロピーク/謎の社会人サークル)
“ひとつ屋根の下”ドキドキ胸キュン満載☆ 90年代に乙女たちをトリコにした名作が実写化!
■『ママレード・ボーイ』実写映画化! まさか実写化の波がこんなところまでくるとは。アニメを見ていた者としてはちょっと気になりますね(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
■『ママレード・ボーイ』実写化決定! ってかもう20年も前のマンガなんですか……そうですか……。(犬紳士/養蜂家)
来月はどんなニュースがあるのでしょうか、お楽しみに!