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クリスマスイブ特別企画!“聖なる夜に読みたいマンガ”ベスト5 【このマンガがすごい!編集部が勝手に選ぶ】

2017/12/24


メリークリスマス!
みなさん、いかがお過ごし?
ごきげんよう、「このマンガがすごい!WEB」編集部でいまだに花嫁修業中のお嬢様・おタカよ!

(編集部注:おタカは、自分のことをお金持ちのお嬢様だと思いこんでいます。)

「このマンガがすごい!2018」 も無事に発売されて、ホッとしたのもつかの間、気づけばあっという間にクリスマス……。
街中ではリア充たちがイルミネーションをバックに、見たくもないツーショット写真をインスタにアップしているけれども、ワタクシは声を大にしてこういいたいわ……。
クリスマスはイチャつくための日じゃない!!!!
イエス・キリスト様のご生誕をあがめ奉り、祝う日なの!!!

そんな浮わついたリア充たちをただすべく、本日は、世界の様々な「宗教マンガ」を集めた、「聖なる夜に読みたいマンガベスト5」をご紹介するわ!
さぁ……みなさん、清らかな心で読むのですよ……。

(注:ランキングは編集部の独断と偏見によるものです★)


第1位 現代のイエスはブッダと同居!?

『聖☆おにいさん』』中村光


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『聖☆おにいさん』 第1巻(既刊14巻)
中村光 講談社


「イエス・キリスト様」が登場するマンガとしてもっとも有名なマンガといえば……
やっぱり中村光先生の『聖☆おにいさん』よねっ!

ブッダとイエスがなぜか東京の立川でルームシェアしながら過ごす日常を描いた本作。
中村版のイエスは、JKに「ジョニー・〇ップ」に似ているといわれて喜んだり、新撰組セット(!?)などなにかとムダづかいをして倹約家のブッダに怒られたり、ストレスなどを感じると、すぐに額の聖痕から血をだしたりと、とにかくブッとんでいるの。
そんなイエス、自身の誕生日であるクリスマスを、なんと「サンタクロースがトナカイでの飛行に成功した日」とおもいっきり勘違い! その翌年は、イエスより、サンタクロースのほうがもてはやされていることに嫉妬してしまったりと天然かつおちゃめな一面ももちあわせていて、とってもかわいらしい……♡

天界にいた時は、天使たちが準備しているところを見てしまい、サプライズバースデーを味わったことがないカレのために、ブッダと協力して手作りケーキをつくってお祝いしてあげたいわ……!

©中村光/講談社
クリスマス当日、ソワソワしているイエスだけど、あまりにも自分の名前が出てこないことに驚いたカレは、ブッダに電話をして……!?


第2位 人種のるつぼ・アメリカでイスラム教徒とルームシェア!

『サトコとナダ』ユペチカ(著) 西森マリー(監修)

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『サトコとナダ』 第1巻(既刊2巻)
ユペチカ(著) 西森マリー(監修) 講談社


世界でもっとも信者が多い宗教が「キリスト教」なのは、みなさんご存じよね。
だけど、その次に多いのが、西アジアや中東を中心に広がっている「イスラム教」だってことは知ってたかしら?
本作の主人公・サトコ(日本人)は、アメリカの大学でルームシェアをすることに。だけど、ルームメイトがなんと、「イスラム教」を信仰しているナダ(サウジアラビア人)だったの!

言葉はもちろん通じないし、布で頭を覆っているし、豚やお酒の摂取も禁じられているし、いっしょに暮らすのはすっごくたいへんそう……。
けれど、2人は文化の違いを互いに受け入れ、そして尊敬しつつ友情を深めていて、なんだか毎日が楽しそうなの!
たとえば、サトコがにぎったライスボール(おにぎり)をナダがおいしそうに食べていたり、ナダがメッカ(イスラム教徒の聖地)に礼拝することになった時、サトコも礼拝についていって、お祈りの様子を見守ってみたり……。

ちなみに、肝心のクリスマスの日は、イスラム教徒でもお祝いをするところもあるみたい!
ワタクシも、サトコたちといっしょにワイワイクリスマスパーティをしたいわ……★

『サトコとナダ』は……何位にランクインしたのか、気になる結果は「このマンガがすごい!2018」 をチェック!

©ユペチカ/西森マリー/星海社
「肌の露出」も「恋愛描写」も禁止なのに、「死体画像」はOK……。
テレビ事情も日本とまったく正反対でおもしろい!


第3位 仏教徒×神道信者×キリスト教徒がついに手を取り合う……!?

『さんすくみ』絹田村子


『さんすくみ』第1巻(全10巻)
絹田村子 小学館

お次は、テレビ朝日系24局で放送されていたドラマ『重要参考人探偵』の原作者でもある絹田村子先生の『さんすくみ』をご紹介するわ。
本作の主人公は、宮司の息子なのにヘタレの恭太郎、住職の息子で生真面目な孝仁、牧師の息子でマイペースな工。
宗派も文化も性格もなにもかも異なる3人だけど、それぞれの家に遊びにいったり、他宗教の文化を学んだりと、なんだかんだ仲良しなの。

そしてどの宗教でも、春夏秋冬の季節にあわせてさまざまな行事や祭事が執り行われるのだけれど、3人は必ず何かしらのハプニングを起こしてしまうの……!
半年の厄を払うために6月に行う神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」では、罪穢れを身代わりに祓ってもらうための「人形(ひとがた)」に何も知らない孝仁と工がお願いごとを書いてしまったり、お坊さんが鉢を持ち、笠をつけて金銭の施しをうけて回る「託鉢」で、金を奪い取る「ニセ託鉢」を仕留めるべく、3人で捜索したり、春に行われるキリスト教最大のお祝いの日である「イースター」でなぜかヘビメタを演奏したり……。

そんな予想外のできごとが日常茶飯事に起こるけれども、読んでいくうちに3つの宗教について楽しく学べるし、宗派に沿った3人の服装もステキだし(ちなみにワタクシは、恭太郎の装束姿がお気に入り♡)恋愛要素も入っていたりしていて、無宗教の人にもおススメの1冊よ!
ちなみにクリスマス当日、工は教会で賛美歌の調べのなかでキャンドルサービスをしたり、ハンドベルを鳴らしたりしていたわ。
その頃、恭太郎と孝仁はどんな風にクリスマスを過ごしていたかというと……
続きはマンガでチェックしてよね!



©絹田村子/小学館
ぼっちでクリスマスを過ごすくらいなら、教会で色んな人と聖なる夜を過ごしてみたくなってきたわ……!


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