このマンガがすごい!WEB

一覧へ戻る

【リコメンド特集】 「このマンガがすごい!」編集部が勝手に選ぶ! 海外から来た!黒船マンガランキング

2015/12/07


今、海外出身の漫画家が描いた「日本のマンガ」が増えているのをご存じですか?

昔から欧米を中心に「アメリカン・コミックス(アメコミ)」「バンド・デシネ(BD)」などのジャンルは確立されており、名作・傑作は数えきれないほど輩出され、日本にも紹介されてきました。
しかし、同じ「マンガ」という名で呼ばれはしているものの、その多くは「日本のマンガ」とは絵柄・ストーリー・表現方法などなど、明確に異なる作品群。もちろん日本のマンガも、それら海外コミックから大きな影響を受けてきたわけですが……。

ところが昨今、海外出身の漫画家の手による、日本マンガから影響を受けたであろう、まさに「日本のマンガ的なマンガ」が数多く生まれ、マンガ界を騒がせているのです!!

今回は、そんな“黒船”マンガのなかから編集部がお勧めする作品を、勝手にランキング化して大発表!
そのクオリティの高さにはビックリまちがいなし! 「どうも海外コミックは苦手で……」という人にも、オススメです。

第1位 月間2500万PVを誇る韓国からの刺客!美しき戦う少女に酔いしれろ!

『少女・ザ・ワイルズ』HUN(作)ZHENA(画)

shoujyothe_s01

『少女・ザ・ワイルズ』第1巻 
HUN(作)ZHENA(画) 双葉社

韓国最大級のマンガサイト「NAVER」からの刺客は、月間2500万PVを誇る、美少女たちが入り乱れての頂上バトルだ!
父は他界、母は蒸発し、幼稚園に通う幼い双子の兄妹とともに残された主人公・松島友久が、わらをもすがる思いで入った奨学金をもらえる高校。なんとそこは、年に2度開催される総合格闘大会「ワイルズ・リーグ」を主催する、全国でも有名な格闘学園だった!

元・女子高のため、その学園に入学した男子は彼ひとり……と言うと、美少女に囲まれた夢展開を想像する殿方も多いかと思いますが、忘れちゃいけないのが元・“格闘”女子高だったということ! まわりにいる美しい少女たちは、蝶ではなく蜂! 美しく伸びるおみ足に見とれるなかれ、すぐにそれは殺人兵器となるわけだ。

そんな美しい少女たちが華麗に舞う格闘シーンに、主人公と女の子たちのちょいLOVEもプラス。さらには友久の過去に関わるシリアスな展開など、ただの美少女格闘ものとは言いきれない、多角的な魅力を持っているのも特徴だ。
LINEマンガで連載中なので、興味のある方は今すぐGO!!

★このシーンがすごい!★

迫力ある格闘シーンはもちろんのこと……

迫力ある格闘シーンはもちろんのこと……

こんなかわいいシーンも満載!!

こんなかわいいシーンも満載!!


第2位 「ジャンプっ子」の魂、海の向こうで炸裂!

『ラディアン』トニー・ヴァレント

radiant_s01

『ラディアン』第1巻
トニー・ヴァレント 飛鳥新社

本作を執筆するトニー・ヴァレントは、フランス在住の漫画家。
日本でもコアなファンのいるフランスを中心としたヨーロッパのコミック「バンド・デシネ」作品を描きつづけて10年、でもずっとトニーの胸にあったのは、「影響を受けた『日本の少年マンガ』を描きたい!」という熱い思いだった!!

彼に「日本マンガ」の衝撃を与えたのは、あの鳥山明。ほかに村山雄介や尾田栄一郎から影響を受けたと語るその作風は、まさに「ジャンプの少年マンガ」そのもの!
魔法使いの少年が世界を救うために旅立つ……という「ザ・少年マンガ!」なあらすじに、傷つき、ボロボロになりながらも、仲間とともに成長していく主人公。まさに「友情・努力・勝利」な黄金方程式の作品だ。
本家「週刊少年ジャンプ」でも、魔法使いの活躍を描く『ブラッククロバー』が好評連載中だが、『ラディアン』に登場する「異端審問」や「迫害」というキーワードからは、やはりどことなく、ヨーロッパの空気を感じられる。これぞ「日本とフランスのハイブリット作品」といえるだろう!

★このシーンがすごい!★

日本の王道少年マンガ感あふれるこのシーン! これがフランスで生まれ育った漫画家の手で描かれたなんて!

日本の王道少年マンガ感あふれるこのシーン! これがフランスで生まれ育った漫画家の手で描かれたなんて!



第3位 来年、連載10周年! 第一線で戦いつづける海外出身日本漫画家の先駆け!

『サンケンロック』Boichi

sankenrock

『サンケンロック』第24巻
Boichi 少年画報社

『BADBOYS』『荒くれKnight』『QP』など、数々のヤンキーマンガの名作を世に送り出し、今なお熱く漢気あふれる作品を多数連載している「ヤングキング」。その「ヤングキング」で2006年より連載を開始したピカレスクロマンが、『サンケンロック』だ!
作者のBoichiは、韓国出身。1993年に韓国で作品を発表し、2004年に日本で漫画家デビュー後、現在まで「モーニング」「コミックガム」「グランドジャンプ」などで活躍。あまりにも自然に日本で活動してきたため、外国人作家ということを知らなかったファンもいるのでは?

惚れた女を追いかけて、たどりついた韓国の地。腕っぷしだけが自慢の北野堅(きたの・けん)が、ギャングとして成り上がっていく姿は、まさに「漢」の物語! 仲間を信頼し、仲間から信頼される――支配や君臨ではなく、ただ仲間を「守りたい」と思うケンの背中に、男も女も関係なく惚れる!
そんなドラマに花を添えるのは、Boichiの超絶画力で描かれるアクションシーン! そしていい男のそばには、自然といい女が集まるもの。セクシーな女性キャラクターたちにも要注目だ!!

★このシーンがすごい!★


超ド迫力のバトルシーン!ここを見るだけで、このマンガおもしろいって確信できる!!

超ド迫力のバトルシーン!ここを見るだけで、このマンガおもしろいって確信できる!!


関連するオススメ記事!

アクセスランキング

3月の「このマンガがすごい!」WEBランキング