第4位(64ポイント)
『架刑のアリス』 由貴香織里
『架刑のアリス』
由貴香織里 講談社
世界有数の財閥、久遠寺家の家長・織雅(オルガ)は、孤児を引き取って育てた9人の“兄妹”を招いた「いかれたお茶会(マッド・ティー・パーティー)」で、「今から兄妹で殺し合いをしてほしいの」と告げる。
童話風の舞台にバイオレンスを盛り込む作者お得意の世界観と、積極的に行動する四女・ステラの行動力から目が離せません。
オススメボイス! 『はずんで! パパモッコ』 山本ルンルン
『はずんで! パパモッコ』
■血生ぐさいアリスの物語の幕開け(アキミ/ブログ「ボーイズラブを読む!」管理人)
■由貴香織里さん独特の世界観がとてもお勧めです(「旭屋書店」なんばCITY店 平田/コミック担当)
第5位(48ポイント)
山本ルンルン 朝日学生新聞社
ポケット村で暮らす発明家のパパと双子の姉妹イチコ、ニコ。ある日、発明品の爆発で、パパはぬいぐるみのモッコになってしまう……。
パパの作った発明品がある時は大騒ぎを巻き起こし、またある時は人助けに役立つ。コメディタッチなSF展開ながらも家族や友だちとのふれあいが、山本ルンルンならではの、心温まる“すこしふしぎ”ストーリーは人気急上昇中。
オススメボイス!
■オールカラーのページに素敵な出来事が詰まっている。沢山のほほえましさと優しい温度で心に触れてくるものがある。現代の(たぐいまれなる)メルヘンだと思う(森田真功/ライター、ブログ「Lエルトセヴン7 第2ステージ」管理人)
■この流れに乗って、今後も各社、未単行本化&絶版の山本ルンルン作品を、次々と単行本化してほしいものです(四海鏡/石ノ森章太郎ファン)
■「あんなこといいな」を「みんな×3」かなえてくれる世界でありながら、叶わない願いを受け入れるという哲学が作品内にある。登場人物がそれぞれ「万能の発明品」に頼らず、自力で現状に立ち向かう様は心を打つ。まさに「レットイットゴー」なので、ディズニーは映画化すべき。優しくて誠実な物語だ(ナデガタ/マンガ感想ブログ管理人)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
第6位(42ポイント)
『私がモテてどうすんだ』 ぢゅん子
『私がモテてどうすんだ』
ぢゅん子 講談社
男同士が仲良くしているのを見たり妄想したりするのが大好きな腐女子・芹沼花依はある日、愛するアニメキャラが死んだショックで体重が激減。その日から彼女は美男子に告白され、急なモテ期が到来する!
自分がいくらモテても腐女子にとっては萌えないシチュという、アンビバレンツぶりが話題となりました。
オススメボイス!
■腐女子&キモイ系女子に男が群がるという、変わった逆ハーレムコメディがおもしろい(稀見理都/エロマンガ家インタビュアー)
■4人のイケメンから目が離せない!?(「宮脇書店」本店/コミック担当)