『覆面系ノイズ』第3巻
福山リョウコ 白泉社 \429+税
(2014年6月20日発売)
『悩殺ジャンキー』の福山リョウコが描く、“音楽×片想い”のハイパーラブストーリー。歌うことが大好きな少女・ニノは、小学生のときに2つの別れを経験する。幼なじみで初恋の人・モモ、海辺で出会った作曲家の少年・ユズ。2人と交わした約束を信じてニノは歌い続ける。
時は過ぎ、高校生になったニノがユズと再会したことから物語は加速し始める。なんとユズはニノと同じ学校の生徒だったのだ。驚いたことにモモも彼らと同じ学校に進学していたが、特進クラスで校舎が違うため、ニノは気が付かない。それでもユズの所属する覆面眼帯ロックバンド“in NO hurry to shout(通称・イノハリ)”に加入したニノの歌声は、確実にモモのもとへ届いていた。
一方、もともとイノハリの影のボーカリストだった深桜は、ユズの気持ちがニノから動かないことを知り、大切なピアスを海に投げ捨てようとする。そのピアスを必死になって海から救出するニノ。「あんたみたく6年間も歌い続けたりできないの!」と気持ちをぶつける深桜に対して、どれだけみっともなくてもモモと再会するために歌い続けると宣言する。