各界のマンガ好きがその年の「一番すごい!」と思うマンガを選ぶ、年末の大イベント的書籍「このマンガがすごい!」。
じつは1996年に前身となる『別冊宝島 このマンガがすごい!』そして『別冊宝島 このマンガがえらい!』が刊行されたのがその始まり。2005年からは書籍が毎年発売され、発表されるたびにマンガ業界、マンガファンらに熱い注目を集めています!
さて、いよいよ12月10日(土)には、『このマンガがすごい! 2017』が発売に!!
今回『このマンガがすごい!2017』発売&『別冊宝島 このマンガがすごい!』から20周年を記念して、2005年から発売してきた歴代の『このマンガがすごい!』書籍と、ランクイン作品をまとめてご紹介しちゃいます!
今回は2013年・2014年・2015年・2016年度版をご紹介! 『このマンガがすごい!』の歴史を振り返っていきましょう♪
火星で“G”とバトル!? 話題のSFアクションマンガから、“魔物=おいしい!?”新感覚ファンタジー作品などがランクイン!!
『このマンガがすごい!2013』
2013年度版のオトコ編、第1位に輝いたのは『テラフォーマーズ』。人類の敵としてあらわれたのは、「ゴキブリ」!! しかもなんか2足歩行のマッチョなんですけど!? そんな意外性が話題を呼んだ異色作は、ランクイン後、実写映画化やアニメ化と大展開しましたヨネ。
オンナ編は、河原和音が原作、アルコが作画を手がけた『俺物語!』が334ptという、史上まれにみる圧倒的ポイント数で、第1位になりました! 従来の“少女マンガの王子様像”の概念をくつがえす、主人公・猛男と彼のピュアな恋物語に病みつきになる読者が続出!2位以降には、格ゲーブーム到来の90年代を舞台にしたボーイミーツガールを描いたマンガ(のちにちょっと事件になりましたよね!)や、結婚を控えた男女、双子の兄弟など、ある“2人きり”の情景を描いた新進気鋭の著者にして、翌年第1位を獲得することとなる穂積のデビューコミックスがランクイン。このほかどんなマンガがランクインしたかというと……。
『このマンガがすごい!2014』
オトコ編は松井優征の『暗殺教室』が、オンナ編は 穂積の『さよならソルシエ』がそれぞれ第1位に輝いた2014年。 『暗殺教室』は2015年にアニメ化され、さらにフルCGの「殺せんせー」が話題となった実写映画も2016年に公開され、ヒットしたことも記憶に新しい話題です。
天才画家・ゴッホの弟であり天才画商・テオドルスの知られざる物語が描かれた『さよならソルシエ』は、2016年にミュージカル化され話題に。『式の前日』『うせものの宿』でおなじみの著者・穂積の初連載作が、この年のマンガファンのハートをつかみました!2位以降にランクインしたマンガも注目すべきものばかり! 日本一超絶クール、いや超絶クーレストな七三メガネ男子の行動に目が離せないコメディマンガや、ちょっと不良で、ちょっと不器用、じつは魔界のプリンスという素性をもち、読者の女の子たちを夢中にさせた“みんなの憧れ”男子が主人公となった、少女マンガの新作がランクインしていて……? イケメンたちに目が離せない!!
『このマンガがすごい!2015』
2015年度版のオトコ編、第1位に輝いたのは、大今良時の『聲の形』です。聴覚障害のあるヒロインと、彼女をいじめ、そしていじめられ自棄的になった主人公。彼らを取りまく少年少女たちの交流が描かれた本作。2016年には『響け!ユーフォニアム』シリーズでもおなじみの京都アニメーション制作で劇場版アニメ化され、大ヒットしましたよね! オンナ編は阿部共実の『ちーちゃんはちょっと足りない』が1位に! タイトルどおりちょっとなにかが足りない、ちーちゃんと、中2女子たちの日々はおもしろいし哀しいし、そして痛い……そんな日常に病みつきになるマンガファンから支持を集めました。
さらに、ランクインしたマンガにも注目! 人ならざる魔法使いに弟子入り&嫁入りしたヒロインの成長を描いたマンガや、フランス革命を題材に男装の麗人が活躍するあの伝説的マンガの最新作がランクイン! まさかオスカル様がまた見られるなんて……!!
そのほかにも、「あっ! あのマンガが!?」っていう作品がランクインしていますよ!
『このマンガがすごい!2016』
オトコ編第1位は九井諒子の『ダンジョン飯』、オンナ編第1位はふじたの『ヲタクに恋は難しい』でした! 『ヲタ恋』をはじめ、2016年度はWEBコミック、イラスト投稿サイト「pixiv」掲載マンガの作品も多くランクインしており、時代の流行も反映したランキングとなったことにも注目を集めました!
そんな気になるランキングですが、北海道の地で、アイヌの金塊をめぐり死闘が繰りひろげられる人気アクションマンガ、未来(さき)なし、ダメンズ地獄まっしぐらなアラサー女たちの物語(2017年1月からはドラマ放送も発表されました!)が登場! さらにあの、『うしおととら』でも有名な巨匠・藤田和日郎の青年誌コミックもランクイン!? ほかにも……。
2013年、2014年、2015年、2016年度版の『このマンガがすごい!』いかがだったでしょうか? きのう、おとといと、2夜連続でアップしてきた2006年~2012年度版の『このマンガがすごい!』まとめ記事も、ぜひチェックしてくださいね!
そして、ついに……!
明日、12月10日(土)に『このマンガがすごい! 2017』が
発売!! 現在、予約受付中です!!
『このマンガがすごい! 2017』
『このマンガがすごい!』編集部(編) 宝島社 ¥520+税
(2016年12月10日発売)
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