女の子が男の子にしてもらって喜ぶことといえば、「サプライズ」。
記念日や誕生日に「サプライズプレゼント」をもらうとうれしいですよね。でも、記念日だったら少なからず何かを期待してしまうはず……。
本当のサプライズとは、ふとした瞬間に訪れるもの。そう、女の子は、日常のなかに訪れる男の子「ふいうち」な一面に弱いんです。
ということで今回は、意外性にみちた言動、絶妙すぎるタイミングのアプローチ、イメージをいい意味で裏切る二面性などで女子をきゅんきゅんさせる男の子=「ふいうち男子」が登場するマンガをご紹介します。
そしてなんと、働く大人女子のリアルライフに寄り添う女性ファション誌「steady.」7月号(6月7日発売)でも、「ふいうち男子」マンガを大特集!? 「このマンガがすごい!」編集部も協力させていただいたので、こちらもぜひご覧くださいね♪
「最近ときめいてないな~」というアナタ、「ふいうち男子」マンガを読めば、胸きゅん間違いなしですよ!
故意でなくても恋しちゃう(!?)ナチュラルふいうち!
乾和臣
『思い、思われ、ふり、ふられ』咲坂伊緒
『思い、思われ、ふり、ふられ』第2巻(既刊2巻、以下続刊)
咲坂伊緒 集英社
※最新第3巻は6月24日発売予定!
『ストロボ・エッジ』『アオハライド』など、キラキラ青春学園ラブストーリーが大人気の咲坂伊緒。現在「別冊マーガレット」で連載されている本作には、天然タラシ(!?)の「ふいうち男子」が登場する。
今回紹介したいのは、本作のヒロインのひとり・由奈の幼なじみ・乾くんだ。人当たりがよく、だれにでも裏表なく接する彼だが、由奈の親友で、もうひとりのヒロイン・朱里にとって、彼は「つかみづらい」男子だった。
しかし、彼と接していくうちに、朱里にとって、乾くんは「気になる」存在に変わっていく。(もしかして、恋の予感!?)
夢見がちで恋に消極的な由奈と違い、積極的に恋愛をしてきたモテる女子・朱里。そんな朱里を、乾くんは意図せずしてドキッとさせてしまう。まさに天然産ふいうち男子だ!
彼にとって朱里に手を差し伸べたことは、瞬時に「危ない!」と判断して、本能的にとった無意識の行動なのかもしれない。しかし、その「スマート」な対応、そして体の急接近に、朱里の心拍数が上がるのも、当然のこと! 下校中にこんな「ふいうち」があったら、恋が生まれないはずがない!?
心臓の音が聞こえちゃいそうなくらいの近さ!
何を考えているかつかめない、ミステリアスボーイ
望月亘理
『きみとユリイカ』香魚子
『きみとユリイカ』第1巻(既刊2巻、以下続刊)
香魚子 集英社
ひとり暮らしをしている女子高生・汐見麻衣のもとに、ある日突然やってきた天才少年・亘理くん。2人はひとつ屋根の下でいっしょに暮らすことに。
他人に興味がなく、マイペースな生活を送る亘理くんとの共同生活にとまどいを覚えつつも、麻衣は自分とはまったく異なる感性をもつ亘理くんに好意を抱くようになる。
亘理くんは、他人に興味がないゆえに(?)か、人との距離が近い。彼に他意はないとはわかっていても、あの端正な美少年顔に接近されたら、恋が生まれてもおかしくないはず!?
彼にとって、自分がどんな存在なのか。もしかしたら、彼の大切な存在になれているのかも? なんて期待しちゃう!
え!? もしかして、このあと2人は……
ふいに見せる“大人”な顔。これぞ頼れる男!
才原高嶺
『高嶺と花』師走ゆき
『高嶺と花』第2巻(既刊4巻、以下続刊)
師走ゆき 白泉社
姉が断ったお見合いに代わりに出席することとなった女子高生・野々村花。そこで出会った、横柄な態度の御曹司・才原高嶺に、なぜか気に入られてしまい、連れまわされることに。
まったく生活環境が異なる2人だけれど、意外にも馬が合うのか、なんだかいいコンビが誕生!?(いや、バカップル!?)
いつもは花に対して、好きな子をからかいたい小学生男子のような態度を取っている高嶺だが、ときに男らしい一面を見せる。
花が落ち込んでいるとき、ピンチが訪れたとき、高嶺はいつも手を差し伸べてくれる。そう、高嶺は決めるときは決める男なのだ。いやーかっちょいい! 普段は高嶺にツンな花も、思わず赤面。こんな彼氏ほしい!(上司でもステキ!)
水も滴るいい男!