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4月19日は「みんなの保育の日」『めぞん一刻』を読もう!【きょうのマンガ】

2017/04/19


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

4月19日はみんなの保育の日。本日読むべきマンガは……。


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『めぞん一刻 新装版』第1巻
高橋留美子 小学館 ¥524円+税


本日4月19日は「みんなの保育の日」。こども法人キッズカラーが、社会全体であらためて保育を考えるきっかけをつくるために制定した記念日だ。
乳幼児期は、人生に大きく作用するとても重要な期間。その時期の子どもに適切な環境と学びを与える保育は、現在に至るまで多種多様な研究がなされてきている。

保育に携わる主人公の登場するマンガ……ということで、今回は『めぞん一刻』を紹介したい。

『めぞん一刻』といえば、ぼろアパートの「一刻館」を舞台に、住人である五代裕作(ごだい・ゆうさく)と、管理人の音無響子(おとなし・きょうこ)を中心として繰り広げられるドタバタを描いたラブコメディの金字塔。ストーリーの進行とともに、作中の人物も年齢を重ねていく本作では、第1話では浪人生だった主人公・五代も、終盤で就職活動を行うことになる。

だが、優柔不断な性格が災いし、なにかとトラブルに巻きこまれがちな彼の体質は就活においても発揮されてしまい、内定先の倒産によって、五代は就職浪人の道を歩み始めることになる。立派に就職し、「響子さんにプロポーズする!」と覚悟を決めるも、結果がなかなか追いつかない……そんな時、五代は保育園のアルバイトを通して子どもたちと触れあったことがきっかけとなり、保育士を自らの職とすることを決意するのだ。

連載当時の80年代は、男女雇用機会均等法の制定などによって、それまで女性が大半をしめていた保育士に、男性が増え始めてきた時代だ。当時はまだ、男女ともに「保母」という名称が使われていたことから、いかに男性の割合が少なかったかがうかがえる。

そんななか、作品としてのすご味はもちろんのことながら、男である五代が保育士を目指すという物語を描き、先見性のある要素を自然にヒューマンドラマへと組みこんでしまう高橋留美子のパワーには脱帽するしかない。読むたびに、すばらしさを再認識させられてしまう、永遠の名作だ。



<文・山田幸彦>
91年生、富野由悠季と映画と暴力的な洋ゲーをこよなく愛するライター。怪獣からガンダムまで、節操なく書かせていただいております。Twitter:@gakuton

単行本情報

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