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7月13日は「オカルト記念日」『トーキョーエクソシスト 帝都祓魔師』を読もう!【きょうのマンガ】

2017/07/13


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが 「きょうのマンガ」です。

7月13日はオカルト記念日。本日読むべきマンガは……。


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『トーキョーエクソシスト 帝都祓魔師』
大橋薫 KADOKAWA ¥620+税


7月13日はオカルト記念日だ。
1974年の今日、オカルト映画の代表作である『エクソシスト』が公開されたことに由来する。
“オカルト”とは神秘や超自然的なものを意味し、その定義は時代や状況によって変化し続けてきた。
そして現代では、非常に幅広い用途で使われている言葉だ。

マンガの世界では、オカルトマンガはほぼホラーマンガと同義語であり、根強い人気を誇るジャンルである。
あまりに多すぎて絞りきれないため、本日は記念日の由来となった“エクソシスト”を題材としたコミックに絞り、そのひとつを紹介したい。

時は明治、日本に西洋文化が流れこんできた時代。
異国から流入してきた悪魔を倒すため、日本初のエクソシスト=祓魔師(ふつまし)となった馨(かおる)が活躍する物語だ。

鎖国ののち、急速に生まれ変わっていく日本。
そこで生きる人々は変化にさらされ、あおられて、好悪の入り交じった複雑な気持ちを抱く。
ゆえに物語には、様々な感情があふれている。執着、愛情、恋情……あまりに強すぎて、それがやがて魔を呼ぶ。
時代と人間とが生みだす歪みを、ホラーには定評のある著者が丁寧に表現している作品だ。

この作品で、魔を払う存在は馨だけではない。
途中で登場する、破戒僧・無我は、仏法の力を借りて魔を清める。
西洋で悪魔祓いを学んだ馨に対し、純和風の無我。
家族への葛藤を抱える馨の前で無我は、自らのそれを見事に断ち切ってみせる。
とても美しい対比であり、ここもまた見どころのひとつだろう。

夏はオカルト作品を鑑賞するのにぴったりの季節。
今日はこのコミックを皮きりに、お気に入りのオカルトものを堪能してみてはいかがだろうか。



<文・井口啓子>
ライター。月刊「ミーツリージョナル」(京阪神エルマガジン社)にて「おんな漫遊記」連載中。「音楽マンガガイドブック」(DU BOOKS)寄稿、リトルマガジン「上村一夫 愛の世界」編集発行。
Twitter:@superpop69

単行本情報

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