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『trash.』第6巻 山本賢治(作) D.P(画) 【日刊マンガガイド】

2014/09/30


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『trash.』第6巻
山本賢治(作) D.P(画) 秋田書店 \552+税
(2014年9月19日発売)


裏社会では「バレット&フランチェスカという最強の殺し屋がいる」という噂がある。
その正体は2人の女子高生。キュートでポップなガールズアクションのはじまりだ!

……なんて思っていたら大やけどをする。表紙からは想像できない、内臓と脳漿が飛び散る、陵辱と残虐を極めたバイオレンス・アクション。
バレットこと石川るしあは、体内で爆発する特殊弾丸を使用した銃で人を粉砕する。フランチェスカこと白土マインは、両手に斧を持って振り回し人間をぶった切る。

単行本1巻ごとに大きな話が1話ずつ進む形式で、基本はヤクザの組長・許斐美能子が持ってきた依頼主のターゲットを主人公2人が殺していくという展開がメイン。依頼主の善悪は関係ない。お金をもらって人を殺すだけ。
彼女たちの殺し方は陰惨だ。るしあの銃は人を木っ端微塵に吹き飛ばし、マインの斧は人間を縦に叩き切る。「できるだけ苦しませて殺せ」なんて依頼が来た場合は、殺さないギリギリでいたぶるのはお手のもの。
ほかの殺し屋との戦いも非常に爽快で、エロティック&グロテスクバンザイな構成。残虐を楽しむためのマンガと言っていい。内臓飛び散るのが見たい人は、今すぐ買って読もう!
おすすめは5巻の女体活造り。どこまでマンガで物語に絡めながらゴア表現ができるか、2人の作者は挑戦している。

ただし、残虐の代償は必ず訪れる。この物語に「めでたしめでたし」はない。各巻の後味の悪さも天下一品。
最新刊では、感染症を題材にした復讐劇が描かれており、ラストの救いのなさは一見の価値あり。
本作は決して「バレット&フランチェスカ無双」ではない。救われないから、明日も2人は殺しにいく。



<文・たまごまご>
ライター。女の子が殴りあったり愛しあったり殺しあったりくつろいだりするマンガを集め続けています。
「たまごまごごはん」

単行本情報

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