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2月26日は「包むの日」 『百貨店ワルツ』を読もう! 【きょうのマンガ】

2017/02/26


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

2月26日は包むの日。本日読むべきマンガは……。


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『百貨店ワルツ』
マツオヒロミ 実業之日本社 ¥1,500+税


2月26日は「包むの日」。
シュリンクフィルムなどを扱っている東興資材工業が、包装の役割、楽しさを知ってほしいとして申請し、認定された記念日だ。

包む、包装というと思い浮かぶのがデパート、百貨店である。
日本で最初の「デパートメントストア宣言」をした三越、そして高島屋や伊勢丹、西武に大丸。
名前をあげていくと枚挙にいとまがない、よく知られた名店の数々。
各百貨店独自の包装紙は、贈り物にさらなるステータスを与える役割もになう、重要なアイテムといえよう。

さて今日ご紹介するのは、今まで挙げたのとはちょっと異なる世界の百貨店だ。
舞台は虚構の20世紀初頭、とある地方都市に建つ、その名も「三紅百貨店」。
モダンでロマンティック、クラシックとハイカラが絶妙に入りまじった店内を、美麗なイラストとコミックで紹介するのが本作『百貨店ワルツ』である。

まずは圧倒されるほどの天高きエントランスから、1Fの服飾雑貨部、宝飾品部へ。
そして化粧品部、婦人服部、大食堂などを経て屋上庭園に至るまで、三紅百貨店の各フロアを、美麗で鮮やかなイラストとテンポのいい文章で紹介していく。
宣伝用のポスターやカタログ、カレンダーなども多数掲載され、ノスタルジックな色使いとセンスに息をのむ。
またそれぞれのフロアでの出来事が描かれたマンガも、1コマ1コマが夢見るほどに繊細で美しい。

読み終えると、実際に百貨店の全フロアをくまなくめぐったような満足感にひたれる、なんとも心地のいいコミック&イラスト集なのだ。
94ページには大正から昭和にかけての3種類の包装紙も掲載されている。
どれもおしゃれなデザインで、これでラッピングされたヘリオトロープの香水でももらった日には、1日じゅう浮かれてしまいそう。

三紅で選んだ名品といっしょに、この本自体も綺麗にラッピングして大切な人に贈りたい1冊だ。



<文・山王さくらこ>
ゲームシナリオなど女性向けのライティングやってます。思考回路は基本的に乙女系&スピ系。
相方と情報発信ブログ始めました。主にクラシックやバレエ担当。
ブログ「この青はきみの青」

単行本情報

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