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【インタビュー】『はたらく細胞』清水茜インタビュー 細胞×擬人化×ヒーローアクションで大ブレイク! ……でも好きなキャラは敵役や小物!?

2016/11/29


人気漫画家のみなさんに“あの”マンガの製作秘話や、デビュー秘話などをインタビューする「このマンガがすごい!WEB」の大人気コーナー。

今回お話をうかがったのは、清水茜先生!

「月刊少年シリウス」で連載中の細胞の擬人化マンガ『はたらく細胞』。連載当初から大反響を呼んだ本作は、『このマンガがすごい!2016』オトコ編7位にランクイン!

「細胞の擬人化」という発想はどこからきたのか、キャラクターづくりについてなど、清水茜先生におうかがいしました!

著者:清水茜(しみず・あかね)

1994年生まれ。東京都出身。「マンガ専門校 日本マンガ塾」プロ養成科卒業(13期生)。
2014年、「細胞の話」で第27回「少年シリウス新人賞」大賞を受賞。現在は「月刊少年シリウス」にて『はたらく細胞』(講談社)を連載中。
『はたらく細胞』第4巻は、2016年11月30日発売。

細胞擬人化のアイデア

――いきなり個人的なことで恐縮ですが、私7月に細菌性腸炎で入院したんですよ。

清水 えっ!

――血液検査をしたら、白血球が3倍になっていまして。

清水 それは……たいへんでしたね。

――そのとき頭のなかには、『はたらく細胞』の白血球(好中球)のキャラが3人になってがんばっている姿が浮かんでいました(笑)。

我々の体内も、白血球たちがこうして守ってくれると考えると、ちょっと安心?

我々の体内も、白血球たちがこうして守ってくれると考えると、ちょっと安心?

清水 あ、ありがとうございます(笑)。

――実際、検査して数値だけ見せられても、ナニがナニやら、よくわからないんですよね。体のなかで何が起きているのかを視覚化した『はたらく細胞』は、改めてすごいと思ったんですよ。もともと医療関係に興味がおありだったんですか?

清水 いえ、医療関係には全然くわしくなくて。細胞についても高校の授業で習ったくらいの知識しかなかったです。でも妹が授業で細胞のことを習っている時に、「これをマンガにして覚えたいから、読み切りを1本書いてほしい」と頼んできたんです。

――細胞のマンガを描いてほしいと?

清水 そうです。そういって、細胞を擬人化したキャラクターを持ってきたんです。

――大元のアイデアは、妹さんからだったんですね!

清水 そうなんです。それでいろいろと調べながら1本描いてみたのが、今の担当さんに気に入ってもらえて。

――擬人化自体はもとからお好きで?

清水 けっこう小中学校のころから普通におもしろいなぁ、と思ってました。

様々な細胞の擬人化キャラクターが登場する本作。「本当にこんな感じかも!」と思わせるキャラクターづくりがすごい!

様々な細胞の擬人化キャラクターが登場する本作。「本当にこんな感じかも!」と思わせるキャラクターづくりがすごい!

――どのあたりがお好きでした?

清水 冥王星が太陽系の惑星から外される時に、なんか不憫だなぁ、と感じて。それで惑星をキャラクターにしておもしろがってたりしたんですけど、擬人化するにあたって自分で調べて知識を増やしたりとかくわしく調べたりとかはそんなにやってなくて、本当にただキャラクターにして楽しんでました。

――なるほど。では既存の作品が好きというよりは、オリジナルで考えていたんですね。

清水 そうですね。

――妹さんから提案された時は、どう思いました?

清水 「お、いいね」と思いました。

――あ、そこは「いいね」なんですね。

清水 「あ、描くよ描くよ」って。その時私はマンガの専門学校に通っていたので、私がマンガを描くことは妹も知っていたんです。

――擬人化といっても、動物とか無生物そのものが人格を持ってしゃべっているものもあれば、人間風にキャラクター化するものもありますよね。たとえば『もやしもん』は前者、『ヘタリア』や『はたらく細胞』は後者です。

清水 最初から、人間型のキャラにする、って感じでした。妹がキャラ設定みたいなのを持ってきてくれた時には、赤血球がショートヘアで、白血球は片目が隠れているキャラだったんです。

妹さんの考えたキャラクターが、かっこいいビジュアルになって登場!

妹さんの考えたキャラクターが、かっこいいビジュアルになって登場!

――妹さんがキャラクター原案、みたいな感じですかね。

清水 そうですね(笑)。それをもとに、細かいところとかは自分で勝手に決めていっちゃいました。

――それでその時にはどれくらい描いたんですか?

清水 40ページくらい。

――それ、かなり本格的ですね。

清水 ちょうどその時、マンガの専門学校の卒業制作に何を描いたらいいのかわからなくて。専門学校で習ったことを実践したいのに描きたいものが何もない、って状況だったので、「よし、(アイデアを)もらえたぞ」って感じで描きました。

――それを「少年シリウス新人賞」に応募したのはどういった経緯で?

清水 私が通っていた専門学校は、卒業の時に各出版社さんから編集さんがひとりずつ来て、生徒の作品を読んでくれるんです。そこで読んでいただいて、気に入っていただきました。

――担当さんにうかがいます。はじめて読まれた時は、どう感じました?

担当 私は連載が決まってから担当についたんですが、最初の読み切りが掲載された号で初めて読んだんです。その時は「よくこんなこと思いつくなぁ」と思いました。それで、「こりゃあ大賞だわ」と納得してました。

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