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【まもなく最終回】TVアニメ『魔法少女育成計画』レビュー! あの話題アニメ『がっこうぐらし!』のLercheが手がける、魔法少女たちの過酷なバトルロワイアル!!【あのアニ】

2016/12/12



「あの話題になっているアニメの原作を僕達はじつは知らない。」略して「あのアニ」。

アニメ、映画、ときには舞台、ミュージカル、展覧会……などなど、マンガだけでなく、様々なエンタメ作品を取り上げていく「このマンガがすごい!WEB」の人気企画!
そう、これは「アニメを見ていると原作のマンガも読みたいような気もしてくるけれど、実際は手に取っていないアナタ」に贈る優しめのマンガガイドです。「このマンガがすごい!」ならではの視点で作品をレビュー! そしてもちろん、原作マンガやあわせて読みたいおすすめマンガ作品を紹介します!

今回紹介するのは、TVアニメ『魔法少女育成計画』

まもなくクライマックスを迎える、「まほいく」こと『魔法少女育成計画』!
当サイトでも特設ページ「月刊魔法少女育成計画」などでおなじみの本作は、なんといってもそのかわいらしいキャラクターと、バトルの熾烈さのギャップが最大の特徴にして魅力。アニメでは、第1話の冒頭から死屍累々と横たわる少女たちと、たったひとり生き残ったと思われる血みどろの“魔法少女”という強烈すぎるビジョンが示され、視聴者の間では物議をかもしているようである。

未見の方のために作品の概要をおさらいしておくと、タイトルにもなっている「魔法少女育成計画」とは、作中に登場するゲームアプリでもある。だが、このソーシャルゲームが人気となるにつれ、街では「魔法少女」の目撃例が頻発。そのため、いつしかプレイヤーの数万人にひとりが「本物の魔法少女」になれるという噂がひとり歩きを始めていた。

そして本作のヒロインである姫河小雪(ひめかわ・こゆき)は、子どもの頃から魔法少女になる夢を持ち続けた中学2年生。その年頃ともなると、「テレビアニメの魔法少女モノはもう卒業」という友人が多いなか、ひそかに「魔法少女育成計画」のプレイを日課としていた。

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そんなある日、突然アプリからマスコットキャラクターのファヴが出現!
なんと噂は単なる都市伝説ではなく、小雪は本当に魔法少女として選ばれてしまう。
「困っている人の声が聴こえる」という特殊能力を持つ魔法少女・スノーホワイトとなった小雪は、喜々として人助けを続けていたが、やがて他にも魔法少女たちがいることを知らされる。

当初は仲間の存在を無邪気に喜んでいた小雪だったが、16人もいる彼女たちを「半分に減らす」という通達が出され、幸せだった日々に暗雲が広がり始める。さらに魔法少女の資格を失った者は命を落としてしまうことが判明し、事態は急変。夢のような魔法少女としての生活は、過酷なバトルロワイアルへと変貌していく──。

あこがれの魔法少女になることができた、主人公・小雪。「スノーホワイト」となって困っている人たちを救いにいくが……!?

あこがれの魔法少女になることができた、主人公・小雪。「スノーホワイト」となって困っている人たちを救いにいくが……!?

アニメ版のベースとなるのは、ライトノベル版の第1作である『魔法少女育成計画』だが、後の短編からの要素もいくつか加えられている。

スタッフは、監督に橋本裕之(『ご注文はうさぎですか?』シリーズなど)、シリーズ構成・脚本に吉岡たかを (『四月は君の嘘』など)、そしてアニメ版のキャラクターデザインに愛敬由紀子(『アクセル・ワールド』など)を迎えた、なんとも豪華な布陣!
原作の世界観をあますところなく表現したアニメの仕上がりについては、原作小説の著者である遠藤浅蜊先生と、挿絵を担当しているマルイノ先生も、当サイトにアップしたインタビューで、太鼓判を押しているほどだ。アニメから「まほいく」に入った人も、より本作の魅力がわかること間違いなしなので、そちらの記事もぜひご一読いただきたい。

マジカルキャンディーをめぐる、予期しないバトルロワイアルに巻きこまれた魔法少女たち、そしてスノーホワイトの運命はいかに!?

マジカルキャンディーをめぐる、予期しないバトルロワイアルに巻きこまれた魔法少女たち、そしてスノーホワイトの運命はいかに!?

衝撃的な冒頭のビジュアルから一転、ガチで魔法少女らしい変身シーンを披露したスノーホワイトをはじめ、どちらかといえば明るいムードも漂わせていたアニメ版の序盤だが、もちろんそれは悲劇への前フリ。第2話のラストからさっそく衝撃の展開に! いよいよ過酷なバトルへと巻きこまれていく魔法少女たちの運命から、今後も目が離せない──!!


TVアニメ『魔法少女育成計画』を観たあとに……

何を隠そう、「このマンガがすごい!WEB」は、マンガの情報サイト! そんなわけで、TVアニメ『魔法少女育成計画』をさらに楽しみたいアナタに、読んでほしい作品を紹介しちゃいますよっ。


『魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)』遠藤浅蜊

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『魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)』第1巻
遠藤浅蜊(作) マルイノ(キャラクター原案) 宝島社 ¥657+税
(2012年6月8日発売)

やはり、「まほいく」の世界観をより深く知るために原作小説をぜひ一読していただきたい! 
現在、特別短編集を含め本作の関連小説が発売中の本作は、先月には初の『魔法少女育成計画オフィシャルファンブック』も発売されますます話題となっている。
遠藤先生が手がけるダークでスリリングな世界観、可憐で緻密なデザインが魅力のマルイノ先生のイラスト……「まほいく」の原点である小説で、本作の魅力をたっぷり堪能してほしい。

『魔法少女育成計画F2P』柚木涼太

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『魔法少女育成計画F2P』第1巻
遠藤浅蜊(作)柚木涼太(画)マルイノ(キャラクター原案) 宝島社 ¥640+税
(2016年10月22日発売)

いくつかのコミカライズ作品も存在する『魔法少女育成計画』シリーズだが、本作は原作者・遠藤先生による描き下ろしのアナザーストーリー。登場キャラクターも、マルイノ先生が新たにデザインしているところにも注目だ。アニメと同じ世界でありながら、まったく違った物語を読むことで、より楽しみの幅を広げることができるだろう。

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『魔法少女育成計画』の原作、コミカライズ以外に、
このマンガもおすすめ!

『がっこうぐらし!』海法紀光(ニトロプラス)(作) 千葉サドル(画)

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『がっこうぐらし!』第1巻
千葉サドル(画) 海法紀光(ニトロプラス)(作) 芳文社 ¥590+税
(2011年3月23日発売)

キュートなキャラクターとは大きくギャップのあるサバイバル・バトル作品として、あわせて読んでおきたいのが本作。ゾンビの出現で崩壊した社会を背景に、学校に身を隠してサバイバルを続ける女子高生たちが描かれている。 なお、本作も2015年にアニメ化を果たし、そちらでも人気を獲得。アニメーション制作は『魔法少女育成計画』と同じくLercheが担当している。


『魔法少女サイト』佐藤健太郎

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『魔法少女サイト』第1巻
佐藤健太郎 秋田書店 ¥429+税
(2014年3月7日発売)

「魔法少女」の名を借りた、実質はホラーである『魔法少女・オブ・ジ・エンド』を手掛けた佐藤健太郎による、魔法少女もの(?)の第2弾。こちらは前作に比べると、幾分かは魔法少女らしい女の子が登場するものの、日常で過酷なイジメを受けていた彼女たちが魔法で復讐を果たすといった、やはり従来の「魔法少女もの」の概念をブチ壊すような作品であることは間違いない。 表面的にはあえてかわいらしい絵柄で描かれている『魔法少女育成計画』とはアプローチを異にするが、同じく「血みどろの魔法少女」を描いた作品として、その違いを楽しむのもおもしろいだろう。


アニメ情報:魔法少女育成計画

■放送情報
AT-X:10月1日より毎週土曜24:00~
TOKYO MX:10月3日より毎週月曜24:00~
BS11:10月3日より毎週月曜24:00~
GYAO!:10月4日より毎週12:00~
※放送日時は、都合により変更になる可能性があります。

■原作
遠藤浅蜊
(宝島社/このライトノベルがすごい!文庫『魔法少女育成計画』シリーズ)
原作イラスト:マルイノ

■CAST
スノーホワイト:東山奈央
リップル:沼倉愛美
ラ・ピュセル:佐倉綾音
トップスピード:内山夕実
カラミティ・メアリ:井上喜久子
ねむりん:花守ゆみり
ルーラ:日笠陽子
スイムスイム:水瀬いのり
ミナエル:松田利冴
ユナエル:松田颯水
たま:西明日香
マジカロイド44:新井里美
シスターナナ:早見沙織
ヴェス・ウィンタープリズン:小林ゆう
森の音楽家クラムベリー:緒方恵美
ハードゴア・アリス:日高里菜
ファヴ:間宮くるみ

■STAFF
監督:橋本裕之(「ご注文はうさぎですか?」シリーズ)
シリーズ構成・脚本:吉岡たかを(「四月は君の嘘」)
キャラクターデザイン:愛敬由紀子(「アクセル・ワールド」)
アニメーション制作:Lerche(「がっこうぐらし!」)
プロデュース:GENCO

■主題歌
オープニングテーマ:「叫べ」沼倉愛美(FlyingDog)
エンディングテーマ:「DREAMCATCHER」ナノ(FlyingDog)

■公式サイト
mahoiku.jp

■公式twitter
@mahoiku_anime



<文・大黒秀一>
主に「東映ヒーローMAX」などで特撮・エンタメ周辺記事を執筆中。過剰で過激な作風を好み、「大人の鑑賞に耐えうる」という言葉と観点を何よりも憎む。

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