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【9月の「このマンガがすごい!」ランキング オンナ編】今月の第1位は、40年の時を経て復活した巨匠・萩尾望都の不朽の名作!! あの“永遠の美少年”が帰ってきた!!

2017/08/21


業界注目度No.1!?
「このマンガがすごい!WEB」が誇るランキング選者に協力いただくアンケート集計をもとに、決定される毎月恒例の「このマンガがすごい!」ランキング。今月のランキングは……。

今回の「オンナ編」第1位は、『トーマの心臓』『11人いる!』など数々の名作を生みだした巨匠・萩尾望都の最新作! しかも、多くの読者を40年以上トリコにしてきた“あの美少年”が復活したってんだから、昨年は月刊誌での連載スタート前から大騒ぎ!! その気になる名作とはもちろん……!?

このほかにも、ドラッグストアのバイトをしている平凡高校生2人の、超絶平凡な日常をおくるだけなのになぜか中毒性の高い最新型ラブコメや、意外性だらけな美人ムスリム女子とのルームシェアが描かれた話題作などがランクイン!

気になる今月のランキングを、さっそくチェックしましょう!!

(2017年7月1日~7月31日発売作品を集計)


⇒⇒⇒ランキング「オトコ編」も要チェック!!


第1位(266ポイント)

『ポーの一族 ~春の夢~』 萩尾望都

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『ポーの一族 ~春の夢~』
萩尾望都 小学館

吸血鬼(バンパネラ)の美少年たちを描いた萩尾望都の名作『ポーの一族』。その40年ぶりの続編となるのが本作。今回は、第二次大戦中のイギリスのウェールズ地方が舞台となる。イギリスと戦争をしているドイツで迫害を受けて移住してきたブランカとノアという姉弟は、敵性国民だと陰口を叩かれながらも健気に生きている。主人公のエドガーたちとは別の系統の吸血鬼ファルカも登場し、アランはエドガーのもとを去ろうとするが……。

シューベルトの歌曲集「冬の旅」から「春の夢」という曲が象徴的に使われている。永遠の彷徨を続けるエドガーたちと、故郷を追われたブランカたちの、それぞれの悲しい旅につかの間だけ訪れる希望の光のような歌の場面が美しい。

オススメボイス!

■いわずと知れた萩尾望都の代表作の新シリーズ。あのエドガーとアランが帰ってきた! 一番最初に買ったフラワーコミックス全5巻はボロボロに痛み、新装版が出るたびに手を出してしまう『ポーの一族』。どう考えても今月は何を置いてもこれをプッシュせざるをえない! 「萩尾望都という名前は知ってるけど読んだことはない」、そんな人はぜひ『ポーの一族』を手に取ってエドガーとともに時間の旅に出かけてほしいですね(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
■懐かしいこの感覚。長い歳月のうちに世の中も自分も絵柄も変わったが、人と吸血鬼の愚かしさを見つめるエドガーの鋭いまなざしは変わらない(卯月鮎/書評家・ゲームコラムニスト)
■1972年よりスタートした作品。あなたが最初に『ポーの一族』を読んだのはいつだろうか。70年代終わり頃、小学校低学年時代に通っていたピアノ教室で読んだのが初体験だったことを思いだす。あれから40年。いまの萩尾先生の想いが詰まった新作という意味で、かねてからのファンも、初めて読む方にもおすすめしたい作品(今村方哉/レコード会社勤務)
■10年前、『眠れない一族』という知的好奇心くすぐられる本が刊行された(副題は微ネタばれなので割愛)。おそらく萩尾先生はこれを読み、新たな着想を得て40年ぶりの『ポーの一族』に活かしたと思われ、学んだ知識をすぐ作品に生かす攻めの姿勢が今でも変わらないことにひたすら感嘆した。このネタならこれまでの作品世界を壊さずまたスリリングに展開できそう。さておき、本シリーズでここまで薔薇が重要だったとは忘れていた。花の下で横たわるエドガーとアランが素敵。時の外に棲む者らの「春の夢」のせつなさを堪能(澤水月/報道勤務、ライター、平山夢明mixiコミュ管理人)
■40年の時を経て、再び語られるポーの物語。また、エドガーとアランの物語を読むことができると思っていなかった。萩尾先生の衰えぬ筆力に感服です(ぶち猫/ブログ「ぶち猫おかわり」管理人)


第2位(158ポイント)

『うたかたダイアログ』 稲井カオル

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『うたかたダイアログ』
稲井カオル 白泉社

片野くんは金髪高身長でお客さんから怖がられる系。宇多川さんはちょっと行動がエキセントリックだけどかわいい。ドラッグストアのバイトつながりの高校生2人が繰り広げる「ダイアログ(対話)」は、完全に日常の範囲内なのに、どこかズレてておもしろい。

コワモテ(バイト3カ月目にして「怖い」という苦情が5件も寄せられる)の片野くんが宇多川さんに寄せるブレーキなしの妄想と、その気持ちを避けるでもなく受け止めるでもない宇多川さんも宇多川さんなりに暴走してて、ボケ×ボケで読者をくすぐり倒す「最新型ラブコメ」!

オススメボイス!

■こんなに少女マンガのラブコメにニヤニヤしたのは久しぶりです。ズレた間の悪さも、君のタイミングって感じで、頬がニヤける(ふな/いつかたどり着く管理人)
■正直、客観的におもしろいのかはよくわかりません。が、僕はめちゃ好きです。笑いの周波数みたいなモノが噛みあってしまった。読んでいてとっても楽しいんですけど、こういう時ってその魅力はどうやったら通じますかね?(竹村真志/三省堂書店神保町本店・コミック担当)
シュールすぎず、ほどよいギャグ。会話のテンポ感が心地よくて、気づいたら読み終えていました。宇田川さんが素敵女子すぎて。こんな女性が職場にいたらいいのに(穂高茉莉/楽器店店員)
■アルバイトもので、同僚のコントもの。普通のどうということない会話を転がして暴走させてツッコミを入れる、という話。 漫才的なマンガは大好物なので本作はストライク(happysad/「マンガ一巻読破」管理人)
■片野と宇多川の控えめなボケ・ツッコミが、良質の漫才を見ているよう(紙屋高雪/ブログ「紙屋研究所」管理人)
■気がある男子と気のない女子が喋る喋る。一方的に意識しまくる男子と無意識な女子の掛けあいのおもしろさがメインですが、そのなかにちょびっとずつ胸キュン未満の心の動きが仕掛けられていてクセになります(ササナミ/「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)


第3位(84ポイント)

『サトコとナダ』 ユペチカ(著)西森マリー(監)

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『サトコとナダ』
ユペチカ(著)西森マリー(監) 講談社

アメリカに留学したサトコを待っていたのは、ムスリム女性のルームメイト。文化の違いを乗り越えて、2人は楽しくやっていけるのか……という心配はどこ吹く風。家ではとってもおしゃれで、チョコレートが大好きだったりするし、サトコがピンチの時は血相を変えて駆けつけてくれる。意外に柔軟なイスラム教徒の生活が新鮮だ。

「ううんナダ ちがうの 文化を知りたいのはもちろんだけど 私はあなたを知りたいの」
日本の日常とも、アメリカンな学生生活や「異文化交流」のイメージとも違う、仲よしな2人の日々を眺めていると不思議と幸せな気持ちになってしまう。

オススメボイス!

■なんだろう……とにかくなんか引きこまれる。読み終わったら、もう一度はじめから読んじゃう系(福丸泰幸/喜久屋書店漫画館京都店 店長)
■異文化交流や比較文化論はおもしろいですよね。特に日本人はイスラム教を信仰する女性がどんな暮らしをしているのかはなかなか知らないので興味津々で楽しめます。違いは違いとして認識して、相互理解が進めば、もっとよりよい社会になるというのは楽観的でしょうか(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)

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単行本情報

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