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【2月の「このマンガがすごい!」ランキング オンナ編】読者みな絶叫!? ホラーマンガ界の巨匠4人の「事実は小説よりも奇なり」な漫画家人生を描く伝奇マンガが第1位!

2018/01/22


第9位(28ポイント)

『マキとマミ ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~』 町田粥

『マキとマミ ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~』
町田粥 KADOKAWA

上司マキ(34)と部下マミ(25)は、5年前にシリーズ開発がストップし衰退中の乙女ゲー「どき☆ジェネ」に囚われ続けている古参オタどうし。ちなみにマキとマミがハマっている「どき☆ジェネ」の正式名称は「どきどき☆ジェネレーション」。1990年代に第1作が発売され人気を博すも、2010年代の第4作目の発売以降は展開を止めているという設定。乙女ゲーマーもオタク女子も納得のリアルさが絶妙だ。マキさんの弟で、幼児向けテレビ番組オタ歴25年の学くんもいい味出してます。

Twitterで話題になった作品の単行本化! 優秀なOLとして見事に擬態している2人の姿には憧れを禁じえない(「マキさんの悲哀は私の経験」と語るあとがきのせつなさ……)。

オススメボイス!

■オタク歴が長い人あるある……。衰退ジャンルを追いかけるせつなさと、喜び、リメイクなどへの複雑な感情に共感が止まりません(和智永妙/ライターたまに編集)


第10位(22ポイント)

『押入れの少年』 高橋葉介(作)みもり(画)

『押入れの少年』
高橋葉介(作)みもり(画) 秋田書店

両親が行方不明になってしまった少女・みこと。引っ越した先の祖母の家の押入れはいろいろな世界とつながっていて、サトルという少年が住みついついていた! 2人は奇妙なできごとにつぎつぎと巻きこまれるのだが……。

『夢幻紳士』『学校怪談』の高橋葉介原作、『アオハルッ!』のみもり作画によるホラーコメディ。今巻で完結。みことの両親が行方不明になった理由が明らかにされ、みことはちょっとさびしい運命を受け入れることになるのだが、それは本編で見とどけてほしい。

オススメボイス!

■絵柄はまったく異なるのに、高橋葉介の独特な作風を、見事に写し取ってしてみせてくれた。怖くて、おかしくて、少しせつない物語が並ぶ。一話完結型の良質な作品集でもある。長編として見るなら、ラストの近辺における大仕掛けがたまらない(森田真功/ライター、ブログ「Lエルトセヴン7 第2ステージ」管理人)


第10位(22ポイント)

『つらなるステラ』 高野ひと深

『つらなるステラ』
高野ひと深 祥伝社

恋人でもセフレでもなく、ただ幼なじみで「そうなって」しまった2人を描く「MILK」。国民的スーパーアイドルと、グループを脱退した演技派俳優の心が通い始め表題作など。温かい気持ちになる短編集。

『私の少年』の著者が2015年から多媒体で発表してきたBL作品をまとめたもの。両思いでも付きあわない方がいいかもしれない、付きあってしまったらあとは「おしまい」しか残っていない……のか!?

オススメボイス!

■高野ひと深先生といえば『このマンガがすごい!2017』でもランクインした『私の少年』が注目されてるけど、高野先生はBL作品も良作なのです……! 幼なじみ、アイドル、同級生……と、どの短編もどのカップルも味わい深い。そしてやはり人物の瞳や表情に引きこまれちゃいます(はろるどキサラギ/フリー編集者)


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単行本情報

  • 『怪奇まんが道 奇想天外篇』 Amazonで購入
  • 『マグメル深海水族館』 第1巻 Amazonで購入
  • 『悪魔を憐れむ歌』 第2巻 Amazonで購入
  • 『朝まで待てません!』 第2巻 Amazonで購入
  • 『やわらかな鋭角』 第1巻 Amazonで購入
  • 『謎のあの店』 第3巻 Amazonで購入
  • 『さめない街の喫茶店』 Amazonで購入
  • 『どうにかなりそう』 Amazonで購入
  • 『マキとマミ ~上司が衰退ジ… Amazonで購入
  • 『押入れの少年』 第3巻 Amazonで購入
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