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【ランキング オンナ編】 1位はあの人気作品の…!? 6月の「このマンガがすごい!」ランキング(4/1~4/30発売)

2014/06/02


多彩な分野で活躍するマンガ愛読者が「今月はこれがオススメ!」とプッシュしたマンガ単行本を、ランキング形式で大発表! 今回は4月1日から4月30日のあいだに発売されたマンガ単行本のなかから、お気に入りの作品を選んでいただきました。少女マンガ誌連載作品だけでなく、様々なジャンルのマンガが集まった「オンナ編」ランキング。
⇒⇒⇒ランキング「オトコ編」もあわせてチェック!

第1位(118ポイント)

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Spotted Flower
木尾士目 白泉社

「恋愛系コミック最先端」をキャッチフレーズにする白泉社「楽園 Le Paradis」掲載作品のなかでも、異色中の異色作『Spotted Flower』が、2014年4月の「オンナ編」ランキングを制しました!
木尾士目先生の代表作である「あの作品」の人気キャラクター2人を連想させる、オタクな旦那と非オタクな嫁のリアル(?)なやり取りに、男性読者も女性読者も興味津々だった様子。

オススメボイス!
■よい意味で反則な内容。おもしろくないわけがない。アレコレ想像してぜひニヤニヤしてください(塚本浩司/COMIC ZIN 商業誌部門責任者)
■読みたかったものを描いてくれた!!(後藤千拡/ヴィレッジヴァンガード高円寺店)
■読者を選ぶものとなっていますが、それでも「オタク」を描く題材だけに収まらない「心に刺さる棘」がありました(kaito2198/海外翻訳者)
■オタクな男子、オタクな女子、非オタク女子の方々にオススメ!(福丸/喜久屋書店漫画館京都店)
コミックスが出たのがちょっと信じられなかった一冊。なにせ、滅多に出ない雑誌で数ページ連載ですから(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
■今まさにワタシの生活環境がほぼ同じでして。身につまされる……ことはありませんでしたが、アノ作品の後日譚と思って楽しめました(久芳俊夫/セレクトショップ・BEAMS"MANGART BEAMS T"レーベルディレクター)
■オタクの話?と思いきや、ぜひ実用書に置いて妊婦さんにも読んでほしいかなと思いました。しかし「楽園」のコミックって、いつも男性向け女性向けどっちに置いた方がいいか悩みどころです(吉村ルミ/芳林堂書店 高田馬場店)
どこかで見たことのある2人が新婚ライフを送っているそんな未来。ファンにはたまらない一作です(フラン/ブログ「フラン☆Skin」管理人)

第2位(104ポイント)

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クジラの子らは砂上に歌う
梅田阿比 秋田書店

すべてを飲み込む大海のごとき砂が覆い尽くす世界をゆく、巨大な漂泊船・泥クジラ。そこで暮らす少年チャクロは、ある日、漂着した廃墟船のなかで謎の少女リコスと出会う……。スポーツからオカルトまで、ジャンルを超えて活躍する作者が描くSFロマン。
特殊な力を持った「印(シルシ)」と呼ばれる短命の一族、すべてを記録せずにはいられない主人公など、その魅力的な設定が、読者の心をとらえました。

オススメボイス!
■独特な世界観が染み渡ってくるような描写に惹き込まれます。そして、この世界を受け止めることができる「ミステリーボニータ」という雑誌の自由さもすごい(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人 兼 書店員)
■限定空間での物語でありながら、その外側にどこまでも広がる世界の存在を感じさせ、引き込まれる(卯月鮎/書評家・ゲームコラムニスト)
■作者の脳内世界<オリジナル>が爆発していて、1巻を読んだあと、もっとも続きが気になっていた漫画のひとつ。2巻に入って謎が次第に解け、希望のない重たい展開へズイズイ下がっていく。ボニータコミックスでこんなSFジュブナイルが読めるとは驚きました(竹下典宏/まんだらけコンプレックス店長)
■美しくも憂いに満ちたポストアポカリプスもの。サイキッカーによるバトルとサスペンスが動の部分の魅力を。記述者として世界の破滅に向かい合う主人公のナイーヴさが静の部分の魅力を生んでいる(森田真功/ライター、ブログ「Lエルトセヴン7 第2ステージ」管理人)

第3位(68ポイント)

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たそがれたかこ
入江喜和 講談社

母と2人暮らしで社員食堂のパートタイマーとして働くたかこはバツイチ45歳。退屈な日常を淡々と送るたかこだったが、ある夜、隅田川のほとりでひとり酒を飲んでいると、怪しい男に声をかけられ……。
白髪が目立ちはじめた、もはや初老と呼ばれる年齢で、人づきあいも苦手……という、徹底的に地味なビジュアルの主人公が送る日常のリアリティと、そのなかで「“何か”が起こるかも?」と思わせる展開が、注目を集めたようです。

オススメボイス!
■日常と非日常の境目はどこにあるのだろう。『たそがれたかこ』にはそれが慎ましやかに、しかし力強く描かれている。45歳バツイチ女性の日常はたいへんだけれど楽しそうだ(小田真琴/女子マンガ研究家)
■『おかめ日和』以来、待ちに待った入江喜和先生の新作。「人が描かないような人を主人公にしたい」というあとがきの言葉どおり、地味な40代の主人公を丁寧に描いています。あいかわらずセリフがいいなあと思います(梅本ゆうこ/ブログ「マンガ食堂」管理人)
■入江喜和の待望の新作。45歳バツイチ主人公女子の老いもシビアに描きつつ、生きるためのささやかな「輝き」を手にする彼女のかわいらしさがなんともいえない味わいに。いろいろ身につまされつつ、5月(!)続けざまに出る2巻が楽しみすぎる!(川原和子/マンガエッセイスト)

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