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【リコメンド特集】 「このマンガがすごい!」編集部が勝手に選ぶ! 海外から来た!黒船マンガランキング

2015/12/07




第8位 かわいさ大爆発!韓国出身の大人気イラストレーターのマンガは全てがかわいい!

『こもりクインテット!』Tiv(画) 杉井光(作)

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『こもりクインテット!』第3巻
Tiv(画) 杉井光(作) KADOKAWA

女子高生ならすべてが許される! 軽音楽部でバンドもやったし、最近は吹奏楽部も大人気だ。今度は四重奏といこうじゃないか! と思ったらもうひとり加わって五重奏(クインテット)になりました。
日本でも大人気のイラストレーター・漫画家のTivは、韓国出身。ライトノベルのカバーなどで、彼女のイラストを見たことがある人も多いのでは? そんなTivによる音楽マンガが『こもりクインテット』。カバーを見てもらうだけおわかりいただけると思うが、もーなにからなにまでがかわいい! そのかわいさ、主要キャラはもちろんのこと、主人のお母さん(伝説のドラマー)も「全然余裕。むしろあり」というレベル。
そんな彼女たちが、ひたむきに音楽に向かいあう様は、ほんとにキラキラしていて、尊いのです。



番外編1:米国2大マンガ賞を受賞した傑作SFコミック!!

『サーガ』ブライアン・K・ヴォーン(作)フィオナ・ステイプルズ(画)椎名ゆかり(訳)


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『サーガ』第1巻
ブライアン・K・ヴォーン(作)フィオナ・ステイプルズ(画)椎名ゆかり(訳)
小学館集英社プロダクション

ここからは、海外出身漫画家による日本マンガと同じく、「どうも海外コミックは苦手で……」という人にこそ読んでほしい、欧米で話題のコミック2作を編集部がピックアップ!

刊行が開始された2013年から2015年にかけて、「コミック界のアカデミー賞」と呼ばれるアイズナー賞とハーベイ賞に連続で部門賞を受賞。さらには、1953年から続く歴史と権威あるSF・ファンタジーの文学賞・ヒューゴ賞など、コミック関係以外にも多くの賞にノミネートされ、今もっとも米国で“アツい”といえる作品が、この『サーガ』だ!

銀河最大の惑星ランドフォールに住み、科学を信奉する有翼種族の兵士アラーナと、ランドフォールの衛星リースに住み、魔法を信奉する有角種族の兵士であるマルコ。戦争の最中、2人は恋に落ちる。
敵対している種族同士の恋愛など許されるはずもなく、2人は手と手を取り合い脱走。軍の追手から逃れ、ひっそりと隠れ生活をする二人の間に、「へーぜル」という名の子供が生まれる。しかし、ささやかな幸せもつかの間、2人に追手が……。

禁断の恋愛、人種間の問題、逃避行など、古典的でとっつきやすい題材をベースに、美麗なアートとワクワクするガジェット、そして魅力的なキャラクターがギッチリとつめこまれた傑作。
スーパーマンやバットマン、スパイダーマンやX-メンといった、いわゆる“スーパーヒーロー”が活躍する一般的なアメコミのイメージとは異なる本作、ぜひご一読を!

番外編2:イタリア漫画家のエロチックな「ガリバー旅行紀」!?

『ガリバリアーナ』ミロ・マナラ(著)鵜野孝紀(訳)


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『ガリバリアーナ』第1巻
ミロ・マナラ(著)鵜野孝紀(訳) パイインターナショナル

米国発の話題作に続いて紹介するのは、イタリアコミック界の巨匠の作品。本国イタリアだけでなく、世界的な人気を誇る漫画家のひとりが、このミロ・マナラ。

本書は「ガリバー旅行記」をモチーフにした作品。しかも、ガリバー役は、なんと若い女性!
ひとりヨットに乗りこんだ若く美しい娘・ガリバリアーナは、突然の嵐に襲われ、小人国、巨人国、天空の国、喋る馬の国……と、原典と同様の不思議な世界を旅することに。ところが、その旅先で彼女は(たいてい半裸の姿で)とんでもない騒動に巻き込まれ……。
しょっぱなの小人国からして、、半裸のまま小人たちに緊縛(としか言いようがない!)される主人公。凱旋門の代わりに股を開いて、その下を小人の軍隊が行進……などなど、バカバカしい展開ばかりにもかかわらず、その超絶技巧な肉感的アートを眺めていると、ただただため息が出るばかり。

みなさんも大巨匠が描くエロティックコメディアドベンチャーを、ご堪能ください。



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