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【きょうのマンガ】7月23日はドッグ・デイズ! おすすめするのは……

2014/07/23


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『白い戦士ヤマト』第1巻
高橋よしひろ 集英社 619+税


本日、7月23日は「ドッグ・デイズ」が始まる日。
ヨーロッパではおおいぬ座α星シリウスが日の出とともに現れ、日の入りとともに消えていく7月23日から8月23日までの1カ月を、犬の日=ドッグ・デイズと呼んでいる。この期間は、夏のなかでもっとも暑い時期とされており、日本語で表現するならば「盛夏」と言ったところだろうか。
「ドッグ・デイズ」の名前から連想してしまうような、現実の「犬」に関係する記念日だというわけではないのだが……せっかくなので、今日はあえて犬に関係するマンガをお勧めしてみよう。

古来から人間と生活をともにしてきた、人間にもっとも縁深い動物・犬。
あまりにもポピュラーなテーマであるため、犬をテーマにした作品はそれこそ数えきれないほどに存在するのだが、なんと40年近くもの間、犬を主役に据えたマンガを描き続けている驚きの作家がいることはご存知だろうか?

「犬漫画家」として知られる高橋よしひろが本格的に犬を描いたのは、1976年の『白い戦士ヤマト』(集英社)から。秋田犬のヤマトが様々なライバルと戦い、闘犬界の頂点を目指すストーリーで、本作は14年間続いた長寿連載となった。
また、1983年からは、凶暴な人喰い熊・赤カブト打倒のために仲間とともに奮闘する熊犬・銀を描いた『銀牙 ~流れ星 銀~』がスタート。
高橋の代表作とも言える本作は、『銀牙伝説WEED』や、現在連載中である『銀牙伝説WEEDオリオン』などの続編も存在しており、自身のライフワーク的な作品になっている。個性豊かな犬たちが織りなす重厚な人間関係(?)は、ヤクザ映画顔負けの義理と人情にあふれており、読むものを飽きさせない魅力が満載だ。

連日の夏の暑さに飲まれないためにも、猛暑よりも熱い「犬」マンガを読んでみてはどうだろう。



<文・一ノ瀬謹和>
涼しい部屋での読書を何よりも好む、もやし系ライター。マンガ以外では特撮ヒーロー関連の書籍で執筆することも。好きな怪獣戦艦はキングジョーグ。

単行本情報

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