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【8月の「このマンガがすごい!」ランキング オトコ編】『ベルセルク』『HUNTER×HUNTER』より上位! 今月の第1位は……

2016/07/20


第4位(146ポイント)

『ドリフターズ』 平野耕太

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『ドリフターズ』
平野耕太 少年画報社

西暦1600年、天下分け目の合戦「関ヶ原の戦い」において西軍に属した島津家の武将、島津豊久は、謎の男・紫によって「オルテ」という国家が支配する異世界へと送りこまれる。
異なる時代からそこに流れついていた織田信長や那須与一とともに、豊久は漂流者(ドリフターズ)として新たなる国盗りに挑む。

歴史上の偉人や英雄たちが時空を超越して結集する、まさに“英雄大戦”のアクションファンタジー。
ほかの3作品ほどではないものの、新刊の刊行が待望されていた本作は、10月からのアニメ化情報も公開されて、当然ランキング入りを果たしました。

オススメボイス!

■話自体は大戦の前段階で盛り上がりには欠けるが、「連合艦隊は滅んでいない。飛龍がここにいる。」「そしてここに提督とパイロットがいる。たった2人だが」「二航戦だ」という台詞だけでじゅうぶん満足できた。見得を切らせたら当代一の漫画家なのではないだろうか(マキタマキナ/(成年)漫画愛好家)
■お豊の活躍は少なく、どちらかといえばシリアスモードの巻。ドリフ、エンズ、そして新たな勢力となりそうな山口多聞×菅野直。まだまだ先の読めない展開で目が離せません。(冬蜂/風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部)
■これまでに登場した漂流者、廃棄物、現地人、すべてが出そろい、いよいよクライマックス一歩手前といった感じの内容に。これから先が上がる一方なのはまず間違いなので、今のうちにまとめて読み返しておきたい作品です(犬紳士/養蜂家)
■まぁシンプルにおもしろい。ついに敵の核心が見えてきたあたりの盛り上がりがいいですね。しかも、どうも敵が「あの人」でありそうなあたりがドキドキします(境真良/国際大学GLOCOM客員研究員・経済産業省国際戦略情報分析官(情報産業))
■今巻はまだ嵐の前の静けさって感じですね。これからどう、熱くなっていくのか今から本当ドキドキです(種村理沙/KYTIMKYM管理人)
■久しぶりの新刊! 10月からのアニメも決まり好調です。(宮脇書店本店/コミック担当)
■待ってました、ヒラコー先生の新刊! 依然としてテンション高く歴史偉人・奇人大集合戦記が進行中。本巻は空神・菅野直大尉の強烈なキャラがますます冴えわたっているのが印象に残りました。いや、出てくるキャラ全員が強烈なんですけども! 秋からのアニメ化も楽しみですねえ(宮本直毅/ライター)


第5位(124ポイント)

『私の少年』 高野ひと深

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『私の少年』
高野ひと深 双葉社


スポーツメーカーに勤めるOL・多和田聡子はある夜、公園で少女と見まごうほど美しい少年・早見真修(はやみ・ましゅう)と出会う。
聡子は同じ職場の元恋人からは婚約者を紹介され、一方で真修は家族に何かしらの問題を抱えている様子で、いつしか2人は互いを必要なものと感じるようになる。

今年で30歳の聡子と12歳の真修という、OLと小学生(美少年)の恋愛モノ! いわゆる“オネショタ”ものに登場人物たちの丁寧な心情描写に、女性ファンも急増中です!

オススメボイス!

■母性か恋愛か。このバランスが絶妙で物語に引きこまれていきます。いわゆる「オネショタ」のひと言ですますのは、もったいない作品です(麻野昌三/わんだ~らんどなんば店店長)
■30才OLの少年への想いは母性なのか、そうではないのか。少年の女性への気持ちは何なのか。想像をかきたてる2人の姿が魅力的(漫画トロピーク/謎の社会人漫画サークル)
■大人の女性の方はぜひ手に取ってください。疲れた心がいやされます(旭屋書店 なんばCITY店 平田/旭屋書店 なんばCITY店 コミック担当)
入荷してすぐ完売! 30歳OLと12歳の小学生……。絵もきれいで今後が気になります(宮脇書店本店/コミック担当)
■学生時代の元カレが職場にいて気まずかったりやるせない思いをしてる疲れ気味の30歳OLが、孤独を抱えた12才の少年と出会い、なりゆきでかかわりを深めるうちに親心ともそれ以外ともつかない複雑な気持ちを抱いていく。いろいろとデリケートな題材や関係性を品よく描いてます(宮本直毅/ライター)

第6位(98ポイント)

『スピリットサークル』 水上悟志

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『スピリットサークル』
水上悟志 少年画報社

平凡な中学2年生・桶屋風太(おけや・ふうた)は、額に傷を持つ美しい転校生・石神鉱子(いしがみ・こうこ)の背後霊イーストから話しかけられて返事をしたことで、自分の魂が経験した過去生を追体験できる道具「スピリットサークル」で自分の様々な前世を“視る”ことになる。

「輪廻転生」をテーマにすえて、自分が生きてきた7つの生をすべてを体験した風太が、鉱子との因縁についに決着をつける完結巻。
今まで張られてきたすべての伏線が回収されて、納得のラストランクインです。

オススメボイス!

■『惑星のさみだれ』の水上悟志による、中学生男女の七生にも渡る前世の因縁と対立を描いた物語がここに完結。場所も時空も超えて紡がれる幾つもの物語は、ある意味現代版『火の鳥』と言っても過言ではないでしょう。これまで絡まりあってきた2人の縁、そして積み重ねられてきた伏線が、一気に解消そして回収されていく様子は圧巻。今年完結した作品ではベスト級です!(犬紳士/養蜂家)
■今月、同じ作者の『戦国妖狐』も完結巻が出た。が、こちらの完結巻を推したい。魂のつながりという観念的なテーマに関し、両者は共通している。物語そのものをトータルのデザインで見るなら『スピリットサークル』のほうが整合性が高かったかな、と思うのである。複数の次元にまたがり、入り組んだ因縁を描いてきた。それが家族のイメージやボーイ・ミーツ・ガールのエモーションへと一気に回収されている。余韻はさわやかだ(森田真功/ライター、ブログ「Lエルトセヴン7 第2ステージ」管理人)
■見事なまでの完結! 水上悟志作品の魅力のひとつは、すばらしい物語のたたみ方と、それによる読後感にあると思います。(フラン/ブログ「フラン☆Skin」管理人)

単行本情報

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