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『マジェスティックプリンス』(企画・原作:創通/フィールズ マンガ構成:綾峰欄人 作画:新島光 )ロングレビュー! アニメと同一の世界軸に“彼ら”と同じ遺伝子を持つ少年たち――完全オリジナルで展開する“新たな戦い”

2016/09/05


話題の“あの”マンガの魅力を、作中カットとともにたっぷり紹介するロングレビュー。ときには漫画家ご本人からのコメントも!

今回紹介するのは『マジェスティックプリンス』

『マジェスティックプリンス』のご担当者さんから、コメントをいただきました!

コメント:マンガ『マジェスティックプリンス』ご担当・横山和久さん

『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』が放映終了から3年経つ今もなお、多くのファンの心をつかんでいる要因はいくつかあると思いますが、僕が真っ先に思い浮かべるのは魅力的なキャラクターたちの存在です。優秀な能力を持つ反面、ザンネンな性格が逆に好感が持てる。

マンガ版『マジェスティックプリンス』も魅力的なキャラクターが多く存在します。そのなかでも担当一押しなのがマリア・セイラム教官です。アニメには登場しない漫画オリジナルの女性キャラで、主人公・イズルたちがかよう学園の先生でもあります。必要最低限の言葉しか持たず無愛想なキャラですが、伝え方が不器用なだけで一番クラスの子どもたちのことを考えている「よき大人像」が描かれています。
アニメには登場しない、マンガオリジナルのキャラクターとストーリーが展開する長編SFサーガ『マジェスティックプリンス』。ロボットアクションが好きな人も、人間ドラマをじっくり読みたい人にもおススメの作品です。



MajesticPrince_s11

『マジェスティックプリンス』第11巻
創通/フィールズ(企画・原作) 綾峰欄人(マンガ構成) 新島光(作画)
小学館クリエイティブ ¥520+税
(2016年9月5日発売)


今秋には劇場版アニメの公開が予定されている『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』。それと連動して、BS11では全24話に新作の第25話をプラスした「マジェスティックアワー」が放映され、さらに当サイトでもオリジナルノベルが連載中……と盛りあがりを見せる「マジェプリ」ワールドだが、マンガ版での展開もまさに今がゲキアツ!
……と、最新刊の見どころをお伝えする前に、まずは本作の概要をおさらいしておきたい。

マンガ版『マジェスティックプリンス』は、アニメと同一の世界軸で展開する物語ではあるが、グランツェーレ都市学園を舞台とした「学園・青春もの」としての側面が強調された、完全なアナザーストーリーとして展開しているのが最大の特徴。

また、本作の主要人物の多くは、アニメ版のキャラクターと同じ遺伝子から誕生した、いうなれば「もうひとりの彼ら」であるのも重要なポイントだ。
主人公は「S(サラブレッド)級遺伝子」の持ち主でありながら、これといって戦闘の才覚を見せていないヒタチ・O・イズル。そして彼と同じく、本来は優秀な素質を持ちながら学園での成績が不振となっているクギミヤ・S・ケイ、スルガ・E・アタル、イリエ・D・タマキたち「チームラビッツ」のメンバーと同じ遺伝子を持つ面々に加え、コミック版のオリジナルキャラクターである謎多き少女、ラクシュラム・シュメリアを加えた5人が物語の主軸となる。なお、アニメ版のアサギと同じ遺伝子を持つアサギ・K・トシカズは、「学園のエース」として登場。
ちっとも“ザンネン”じゃないライバルポジションの彼も、アニメ版を知るファンには新鮮だろう。

アニメ版と立場の異なるキャラクターの活躍も本作の見どころだが、特にアマネとイズルの濃密な(?)関係は要注目!

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単行本情報

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