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8月10日は「モーツァルト最後の交響曲、交響曲第41番『ジュピター』を完成した日」 『機動戦士Vガンダム プロジェクト・エクソダス』を読もう! 【きょうのマンガ】

2017/08/10


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

8月10日はモーツァルト最後の交響曲、交響曲第41番『ジュピター』を完成した日。本日読むべきマンガは……。


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『機動戦士Vガンダム プロジェクト・エクソダス』
長谷川裕一(著)矢立肇/富野由悠季(案) KADOKAWA \640+税


本日、8月10日はモーツァルトがつくった最後の交響曲、交響曲第41番『ジュピター』が完成した日。
昔から、木星というモチーフは多くの芸術のなかで描かれてきたし、SF作品においても、『さよならジュピター』『トップをねらえ!』『プラネテス』にと、何かと出番が多い。

今日はそんななかのひとつ、長谷川裕一『機動戦士Vガンダム プロジェクト・エクソダス』収録の「機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス」を取りあげよう。
『マップス』『機動戦士クロスボーン・ガンダム』などで有名なSF漫画家・長谷川裕一が、描く『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』のクロスオーバー作品。

木星圏でジオン残党が発見した超巨大モビルスーツ=伝説巨人の調査のため、ジュドー・アーシタがアムロ・レイとともに木星に向かうという内容。
『機動戦士ガンダムZZ』『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の間の空白期間を埋め、シャアとアムロ、そしてジュドーという三大ニュータイプの夢の共闘を描いた作品だが、それだけにとどまらない。「イデ」と「ニュータイプ」という『イデオン』『ガンダム』のキーテーマを「木星」を軸につなげてみせるという長谷川裕一の想像力が爆発した一作である。

ガンダムファンの方でまだ未読な方がいれば、なぜ木星という星が多くのニュータイプを産み出したのかという謎への、驚くべき回答を目にしてほしい。



<文・前島賢>
82年生、SF、ライトノベルを中心に活動するライター。朝日新聞にて書評欄「エンタメ for around 20」を担当中。
Twitter:@maezimas

単行本情報

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