40年の歴史のなかで、数々の名作を生み出してきた白泉社。
白泉社のマンガというと、『会長はメイド様』『神様はじめました』『それでも世界は美しい』といった、アニメ化もされたすごい！ラブコメ作品が目じろ押し！
綿密に作りこまれた世界観、魅力的なキャラクター、ハラハラドキドキのストーリー展開に、男性も女性も惹きこまれてきたのです！

今回は、ブログ「空夢ノート＋」を運営するりるさんに、男性も女性も楽しめる「白泉社のラブコメ」マンガをテーマにした、オススメのタイトル3つをうかがいました。

[※2013年から2014年9月に発売されたマンガ単行本のなかから選出をお願いしています。]

りるさんイチオシの3作品！

『なまいきざかり。』 ミユキ蜜蜂

『なまいきざかり。』第2巻
ミユキ蜜蜂　白泉社　\429＋税
（2014年8月20日発売）

バスケ部の敏腕マネージャー・由希の目下の悩みは、とにかく生意気で、でもバスケの腕はピカイチな1年生・成瀬の存在。
「好きになっちった」と突然キスするようなクソガキとは関わりたくないって思っていたハズなのに、気づけば気持ちがかき乱されて――!?　

押せ押せな年下ルーキーからのオフェンス攻撃に、鉄壁な防衛力を発揮する敏腕マネジとのラブコメディ。じれったい恋の攻防戦から目が離せません！
一見クールで表情読めない系の2人ですが、バスケ部への愛情がそれぞれの形で表現されているので、部活ものとしてちゃんと楽しめるのが好感度高いです。

とにかく元気いっぱいなので、読むとパワーがもらえちゃいます。

『ラストゲーム』 天乃忍　

『ラストゲーム』第6巻
天乃忍　白泉社　\429＋税
（2014年7月4日発売）

小学生の柳くんは、容姿も学力もスポーツも、すべてがだれよりも優れていた……九条さんが転校してくるその日までは。
「惚れた方が負け」だと知った柳は、「九条をオレに惚れさせてから振ればいいんだ！」と、打倒（？）九条を誓って猛アプローチ！ でも、一向に恋が芽生えないまま10年の月日が流れていって……!?

優秀な頭脳を持ってるハズなのに己の初恋にすら気づけなかった柳くんの、残念なまでの一方通行っぷりを楽しむお話です（ヒドイ・笑）。打っても打っても響かない九条さんに、それでもしぶとく関わり続けるうちに、彼女の表情がどんどんかわいくなるのがたまりません！

じれったいようで、でもこれが2人のペースなんだと伝わってくる、かわいらしいラブコメディです。

『暁のヨナ』 草凪みずほ

『暁のヨナ』第15巻
草凪みずほ　白泉社　\429＋税
（2014年9月19日発売）

16歳の誕生日を迎えたその日、ヨナ姫は実父を大好きなスウォンに殺されます。ヨナは、たったひとりの護衛・ハクに守られながら逃げ延びた先で、「四龍」と呼ばれる伝説の存在を探すことになって……。

10月からTVアニメ化を控えている「花とゆめ」の人気作。
少女マンガには珍しい東洋風のファンタジーで、コミックスの帯には『ベルセルク』の三浦建太郎先生などからも推薦文をいただいています。

城を出たことで自らの境遇を省みるようになるヨナの成長譚としてはもちろん、スウォンとのせつない関係も見どころなのですが、個人的にはハクの不憫なまでの報われなさがツボでツボで仕方ありません（笑）。
ヨナたちの覚悟が、少しでも報われる未来が訪れることを祈るばかりです。

ご協力者：りる

「空夢ノート＋」という辺境のブログで、プラス思考をモットーに少女マンガ・少女小説などの感想を書いてます。

3度の飯よりラブコメが好きです。特に白泉社の少女マンガを読むと、胸がきゅんとなって身悶えがとまらなくなるラブコメ脳患者です。

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