日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー!
今回紹介するのは、『チャラい羽山にきゅんときた』
『チャラい羽山にきゅんときた』第1巻
町野いろは 講談社 ¥429+税
(2016年2月12日発売)
本が好きなまじめ女子・芦名透子(あしな・とうこ、高2)は図書委員。
ある日先生から、謹慎処分中の1年生・羽山裕翔(はやま・ゆうと)の面倒を見るように言われるが……。
羽山は、右目の下にほくろのあるこの王子顔のイケメン、いつも女子数人をはべらせ、何かにつけてとにかくチャラい!
不意に顔が近かったり、鼻をぷにっとつままれたり、「かわいーね、先輩」なんてほほえんだり……羽山のかる~い言動に、透子は赤くなってあたふたするばかり。
当然、図書委員の仕事だってまじめにやらないに決まってる!……と思いきや、意外や意外、図書室でお菓子を食べようとした女子を角が立たないように連れ出してくれたり、じつは読書好きだったり……羽山は女子のギャップ萌えをみごとに発動!
からかわれているのがわかっていても、それがイヤじゃないと思い始める透子は、羽山のきわどい謹慎理由(のウワサ)を聞いても、彼を信じることに……。
そんな羽山と透子の、図書室チャラエロランデブーが、第4話まで収められた第1巻。
ちょっと生意気な年下男子に、至近距離で「かわいくて、つい▽(※)」だの、「ご褒美、くださいよ?」だの、「なんか、先輩ってほっとけないから」だの、「そんなに俺に興味があるんですか?」だの……あぁ言われてみたーい!!
きゅんきゅんポイント多数、あっという間に羽山ファンが激増しそうな王道少女マンガ。
最近ときめいてないな~、なんて人は特に、読んで損はない1冊です♥
<文・藤咲茂(東京03製作)>
美酒佳肴、マンガ、ガンダム、日本国と陸海空自衛隊をこよなく愛し、なんとなくそれらをメシのタネにふらふらと生きる編集ライター。