毎月その月に読むべき新刊マンガをランキング形式でお伝えする月刊ランキング。
トップ10には惜しくもランクインしなかったものの、「このマンガがすごい!」が誇るランキング選者たちがオススメするマンガを、熱い推薦コメントとともに紹介するのが、こちらの番外編です。
推薦コメントを読んで気になる作品があったら、さっそく書店へGO!
『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平(集英社)【Amazon】
区切りとなる巻。オールマイティの現役最後の戦い。感動的な「家庭訪問]。笑えるコーディネート対決。そして梅雨ちゃんで締めるという満漢全席っぷり。少年マンガの上位を走ってる感スゴイ(すけきょう/ブログ「ポトチャリコミック」管理人)
ひとつの物語に終止符をうちつつ主人公の本当の物語がはじまるエモさがすごい(八戸/4コマオブザイヤー主催)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『重版未定』川崎昌平(河出書房新社)【Amazon】
『重版未定』は、「弱小出版社で本の編集しています」というサブタイトルが内容を如実に現わしている。『重版出来』とは、また違った形での出版業界の実態が描かれたお仕事マンガ(廣澤吉泰/ミステリコミック研究家)
編集長の「重版しない本はダメな本なのか?」のくだりがシビれた。本を出すってそういうことだよな(紙屋高雪/ブログ「紙屋研究所」管理人)
『日々我人間』桜玉吉(文藝春秋)【Amazon】
今の40代の元ファミコン通信読者は桜玉吉に負い目があるというか、精神的な兄貴のような存在といっていいと思う。玉吉が離婚すればその数年後に自分も離婚し、玉吉が鬱病になれば自分も鬱病になるという想像をしてしまう。きっと玉吉が死ぬ時、自分も死ぬのだ。そんな玉吉が、伊豆の山荘に住みながら温泉旅館に立ち寄り湯したり、ムカデを擬人化しながらお湯かけたりしながら生活しているさまをマンガで読むと、年をとるのも悪くないかもしれないと少しうれしくなってしまう(マクガイヤー/ブログ「冒険野郎マクガイヤー」管理人/ニコ生主)
『ライアー×ライアー』金田一蓮十郎(講談社)【Amazon】
ようやく主人公たちが社会人となった『ライアー×ライアー』。この嘘を重ねてきた恋愛の行く末ははたしてどうなるか? この巻の引きにハラハラしながら見守りたいと思っています(林子傑/海外翻訳者)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『冒険王ビィト』稲田浩司(画)三条陸(作)(集英社)【Amazon】
10年ぶりの新刊! 「ビィト」を知らない皆様はこの機会にぜひ!!(旭屋書店なんばCITY店 平田/旭屋書店なんばCITY店 コミック担当)
待望の新刊! 少年マンガの王道を行く展開は熱いのひとこと! 敵も味方も正々堂々、自分の実力を120%出し切っている戦いだから熱いだけではなく爽やかさもありますね!(フラン/ブログ「フラン☆Skin」管理人)
『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』新島秋一(秋田書店)【Amazon】
テーマを絞って突き詰めた作品は美しい。方言を皮切りにして謎多き都、博多の魅力を力いっぱいアピールしてくる。早い話がすげえかわいい(raven/ディレッタント)
『犬擬人化漫画略して犬漫画』極楽鳥(茜新社)【Amazon】
犬のバカさを投影するのに男くらいの適任はいないであろう(侍功夫/映画評誌「Bootleg」代表/映画ライター)
『ダンジョンのほとりの宿屋の親父』東谷文仁(小学館)【Amazon】
これを勧めたくて数年ぶりに投票したくらい好きです(宇都宮崇史/(アングラ系)フリー編集者)