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6月17日は「おまわりさんの日」 『PとJK』を読もう!【きょうのマンガ】

2017/06/17


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

6月17日はおまわりさんの日。本日読むべきマンガは……。


PtoJK_s01

『PとJK』 第1巻
三次マキ 講談社 ¥429+税


本日、6月17日は「おまわりさんの日」とされている。
これは、1874年の同日、日本で初めて巡査制度が誕生し、警察官(おまわりさん)が誕生したことが由来なんだとか。僕らの生活を守ってくれているおまわりさんが誕生した日……なんとも感慨深いものがある。

ところで、おまわりさんと聞くと、どんなイメージを思い浮かべるだろうか?
なかには、「なんとなく怖い……」という印象を抱いている人も少なくないかもしれない。実際、街なかで見かけると、何も悪いことをしていなくてもドキドキしてしまうことがある。
それは、おまわりさんに対する「厳格なイメージ」からきているものかもしれない。

そんなおまわりさんに対する印象が変わるマンガがある。それが『PとJK』だ。
本作は警察官・功太と女子高生・歌子の恋愛を描いたラブコメマンガ。
今年3月には亀梨和也、土田太鳳の主演で実写映画化もされた人気作だ。

本作でカギとなるのが2人の身分。
警察官と女子高生……いくら清い交際をしていたとしても、かなりの問題だ。
そこで2人がとる選択肢は、「結婚」。職業柄、女子高生とつきあうことができない功太は、思い切って歌子にプロポーズをし、正々堂々といっしょにいられる道を選択するのだ。

とはいえ、そんな実直さだけが功太の魅力ではない。やはり彼も普通の青年。歌子を思ってドキドキすることもあれば、嫉妬にかられてしまう瞬間だってある。
「高校を卒業するまでは妊娠させない」という約束のもとに許された結婚生活を守るため、悶々としてしまう夜だってある。本作での功太は、ひとりの警察官であるという側面と、恋する男子という側面を持った、非常に表情豊かなキャラクターなのだ。

おまわりさんだって恋をすればひとりの人間なんだなぁ……。
本作を読めばそんな当たり前のことを思い知らされ、きっとおまわりさんたちへの印象が変わるだろう。



<文・五十嵐 大>
83年生まれの、引きこもり系フリーライター。デスゲーム系やバトルもの、胸キュン必至の恋愛マンガやBLまで嗜む、マンガ好きです。マイブームは、マンガ飯の再現。

単行本情報

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